血糖値が上がりやすい注意すべきシチュエーション
その他にも、日常生活の中でもインスリン分泌が活発になっているケースがあるため、糖質の摂取量に注意が必要です。
けがをしているとき
動けないほどのけがをしてしまった場合は1日の消費カロリーも少なくなってしまっていることが予想されるので、糖質過多にならないように意識しましょう。
生理中
生理中は甘いものが食べたくなるなど、いつも以上のコントロールが必要なタイミングでもあります。甘いものがどうしても食べたいときは砂糖たっぷりのお菓子ではなく、食物繊維を多く含む果物やたんぱく質量の多いものを食べるよう注意しましょう。
ストレス時
ストレスもインスリンの分泌を増やしてしまう大きな要因となります。インスリンは必ずしもネガティブなストレスのときに分泌されるだけではなく、遊園地などでジェットコースターに乗っているときなど、楽しいことで気持ちが興奮しているときにも分泌されます。
強いストレスを感じるときは甘いものを食べて発散したくなることもあると思いますが、できれば趣味に没頭したり適度な運動をするなどして気分転換をしたいですね。
ダイエット中は自分の中で色々なルールを決めがちですが、体調やそのときの状況に合わせてそのルールが本当に必要な選択なのかを考えることが大事です。インスリン分泌について理解を深め、ベストチョイスを増やしていってくださいね。
◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。
●ダイエットで注意すべきは筋肉よりも肝臓?「代謝アップ」につながる食材と避けたい食材