
皇居・東御苑にある「皇居三の丸尚蔵館」で、天皇陛下のご即位から5年、天皇皇后両陛下のご結婚から30年を記念した特別展『令和の御代を迎えて──天皇皇后両陛下が歩まれた30年』が11月3日から12月24日まで開催されています。特別展は11月26日で前期が終了、11月28日から後期に切り替わり、一部の展示品が入れ替わりました。
前期に展示された「ローブ・モンタント」と「結婚の儀」の装束
1993年6月15日に行われた、結婚の祝宴「宮中饗宴の儀」で雅子さまが着用されたドレス「ローブ・モンタント」は前期に引き続き、後期も展示されます。オレンジ色のドレスは、世界的ファッションデザイナーの森英恵さんがデザインしたことでも話題になりました。

2023年11月10日、愛子さまとご一家そろって特別展を見て回られた際に雅子さまが、展示された当時のドレスについて「久しぶりに見た気がします。懐かしいですね」とにこやかに話されていました。


前期の展示では、ほかにもご結婚にまつわる品が公開されていました。結婚の誓いをされる儀式「結婚の儀」でお召しになっていた、天皇陛下のご装束「黄丹袍」と雅子さまのご装束「五衣・唐衣・裳」です。

天皇陛下は、愛子さまに結婚の際に身につけた装束の着こなしについて熱心に説明されました。








後期では純白の「ローブ・デコルテ」や愛子さまが初めてお召しになった袿袴も
11月28日から始まった後期展示では、ご成婚の祝賀パレードで雅子さまがお召しになっていた「ローブ・デコルテ」が公開されました。「ローブ・モンタント」と同じく、この純白のドレスも森英恵さんがデザインしました。



1993年6月9日、「結婚の儀」と「朝見の儀」を終えたあと、皇居から東宮仮御所までの約4.2kmをオープンカーで移動する、ご成婚パレードの際に着ていたものです。当時、沿道には約19万人の市民が駆けつけ、テレビ中継の視聴率は30%を超えました。

後期の展示では、2006年11月に愛子さまが初めて袴姿を披露された際に、お召しになった着物も展示されています。

一般の七五三にあたる「着袴の儀」とは5歳になると行われる、成長と健康を願う伝統行事です。「着袴の儀」で愛子さまが着用された「御童形服」や、儀式の後に着た「袿袴」も展示されています。


天皇しか着用できない伝統装束 前期は冬用、後期は夏用を展示
天皇だけが身につけることができる赤茶色の伝統装束「黄櫨染御袍」も展示されています。「黄櫨染御袍」は2019年5月8日に行われた「期日奉告の儀」で着用された夏用と同年の10月22日に行われた「即位礼正殿の儀」で着用された冬用と、2種類あります。冬用は前期に公開され、後期からは夏用が展示されます。










これまで天皇ご一家が歩まれてきた30年を思い出の品と共に振り返ることができる特別展。ご一家のゆかりの品として、陛下ご愛用の天体望遠鏡、愛子さまが撮影されたお写真、陛下が幼少時に愛用したヴァイオリン、雅子さまが使用されたフルートなども展示されています。