
12月にはいり、防寒が必須の毎日。そこで、皇后雅子さまの足元の防寒ファッションをチェック。12月9日に還暦の誕生日を迎えられた雅子さまがこれまで冬に見せられてきた、引き締めカラーの黒やブラウンのブーツでバランスの取れた洗練コーデに注目です。
インパクト大の赤コートに締め色の黒を点在させてスタイリッシュに
1997年2月、秋田県鹿角市・鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」を訪問された際は、鮮やかな赤のダブルボタンのチェスターフィールドコートに黒のブーツ、黒のベレー帽をお召しに。


デザインがおしゃれなコートが主役のコーディネート。低めのヒール、太めの筒周りのブーツや、ベレー帽を合わせることで、コンサバに偏りすぎず、スタイリッシュです。赤×黒の統一感のある着こなしは洗練されていて、赤というインパクトの強いカラーも全体を2色でまとめることで落ち着いた雰囲気になっています。コントラストが強いコーディネートも、イヤリングやリングのツヤ感が女性らしさも醸し出しています。
お気に入りカラーのロイヤルブルーのロングコートに黒ブーツがドレッシー
1998年2月、長野五輪で、アイスホッケーの試合を観戦される際は、ロイヤルブルーのコートに黒のブーツをお召しでした。

ロングコートに黒のロングブーツを合わせることで、Iラインが強調され、スタイルアップ効果を発揮。シンプルな黒のブーツは、デザイン性の高いコートをより引き立てています。ブーツ以外の小物も、黒でまとめて落ち着いた雰囲気に仕上げつつも、手袋のファー使いや光沢のあるバッグなど素材の違う黒を散りばめて、コーディネートが単調になっていないところも魅力的。おしゃれ際立つコーディネートです。
チェック柄ジャケットとグリーンのインナーを引き立てる黒パンツと黒ブーツ
2000年2月、静岡県の沼津御用邸記念公園を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまはモノトーンのチェック柄ジャケットにパンツを合わせたマニッシュなスタイルにブーツをチョイス。

チェック柄のジャケットが主役のモノトーンコーディネートは、グリーンのトップスを合わせることで、顔周りが明るく、コーディネートのポイントに。チェック柄は細かいので、存在感はありつつも、きれいめな印象にまとまっています。さらに、ボトムは黒のパンツにつながるように黒のブーツを合わせることで、脚長効果もバッチリ。ボトムと靴を同色でまとめることで、上半身に視線が上がり、Iラインが強調されています。
素材感が印象的なアウターにプレーンな黒ブーツを合わせたワントーンコーデ
2007年11月、学習院幼稚園の遠足で、東京都多摩動物公園に到着された雅子さまと愛子さま。雅子さまはハイネックにピーコートに黒のブーツを合わせたクールなコーディネートでご参加。


織りのある素材のコートは、柄のように映え、シンプルながらもコーディネートのポイントに。インに白タートルを合わせることで顔周りが明るくなっています。黒の小ぶりな革バッグに、黒のブーツを合わせることで、都会感のある洗練コーディネートに仕上がっています。
白のステンカラーコートもスタンドカラーコートもモノトーンでコーディネート
2008年1月、冬季国体開会式へのご出席などのため長野県を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまは、ツートーンコーディネートでおまとめに。






雅子さまがお召しになった白のステンカラーコートはシンプルなデザインで丈もミディアム丈なので、パンツとのバランスも良好。ボトムのチャコールグレーのパンツに合わせ、バッグやブーツも同じカラーで統一パンツとブーツはつながって、脚長効果もバッチリです。モノトーンコーディネートでも顔周りは白でまとめられ、顔映えよく明るい印象に仕上がっています。
オフホワイトのロングコートを主役にブラウンの細身ブーツでスタイルアップ
2008年1月、冬季国体開会式では、スタンドカラーのオフホワイトのロングコートを主役にブーツはブラウンをセレクト。



ワントーンでまとめた優しい雰囲気のコーディネートは、ブーツやバッグ、グローブなどの小物を黒ではなく、ダークブラウンで統一することで、オフホワイトのコートの優しい雰囲気をキープ。ブーツは細身のヒールや、ポインテッドトゥになっていて、上品できちんと感のあるスタイルに仕上がっています。スタンドカラーのコートの大きめの丸みのあるボタンも、全体のコーディネートのアクセントにもなり、フェミニンな雰囲気を醸し出しています。
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シルエットがきれいなパンツにブーツを同色でそろえきれいめカジュアルに
2009年12月、天皇ご一家(当時)で、こどもの国ご訪問。雅子さまは、ベージュのダウンコートにダークブラウンのパンツ、白のタートルネックというモノトーンコーデでした。ダウンコートの下にはベージュのジャケットを羽織られていて、暖かい日中はダウンコートを脱いでいらっしゃいました。



カジュアルな要素が大きいダウンコートも、雅子さまがお召しになったコートのように、ウエストがキュッとなっていてメリハリのあるデザインはきれいめな印象に。さらに裾に向かって広がるシルエットなので、ダウンコートの着ぶくれ度をセーブ。締め色のボトムに合わせ、ブーツも同じ締め色にすることでメリハリが生まれ、美脚効果もバッチリ。全体のバランスも良好になっています。
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淡いトーンのワントーンコーデを引き締めるブラウンのブーツが名脇役
2023年1月に行われた、天皇陛下はじめ皇族方の護衛を担う皇宮警察本部の年頭視閲式に出席された際はオフホワイトのコートにブラウンのブーツをお召しでした。




主役のコートはロングコートで面積が広く、コートもパンツも帽子も淡いトーンなので、ブラウンのブーツがさり気なく、コーディネートを引き締めています。淡いカラーのワントーンコーディネートも、コートのベルトや締め色のブーツのおかげでぼんやりとせずに、メリハリが出ています。さらに同色の帽子を合わせることで、縦の面積が加算され、スタイルアップ効果を発揮しています。
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