動物愛護センターで保護した捨て猫や地域猫を引き取り、面倒を見ながら里親を探す「保護猫活動」。藤あや子さんや中川翔子さん、さらには福山雅治さんなど、多くの芸能人が「保護猫と暮らしている」と発信したことで少しずつ世間に浸透し始めています。中でも、漫才コンビ「ミキ」の亜生さんは、2023年8月に『保護ネコに幸せにしてもらった僕の推しネコ活』(主婦の友社)を出版。保護猫活動の周知徹底に努めています。
保護猫活動のはじまりは学生時代
兄の昴生さんとコンビを組み、漫才師として活動している亜生さん。2017年と2018年には、2年連続で「M−1グランプリ」の決勝に進出するなど実力派としても知られていますが、その一方で保護猫活動に力を注いでいることも有名です。最初に保護したのは学生時代で、アルバイト先の遊園地で出会った1歳半ほどの茶トラだったそう。
その後も猫との出会いは続きましたが…中にはあとちょっとのところで助けられなかった命もあったとか。そこで、「うまく生きられへん子猫がおるんなら、僕が保護して里親を見つけてあげた方がええんちゃうか?」と、保護猫保護への意識がさらに高まり、今ではなんと5匹の猫と一緒に暮らしているそうです。ちなみに、亜生さんが譲渡する里親は知り合いに限定しているのだとか。これまでにも、同期の芸人さんの家などに引き取られていった猫たちが多くいるようです。
“1人+5匹”の仲の良さが伝わる写真たち
動物学者・今泉忠明氏の監修により、猫のお世話の仕方や猫の生態なども学ぶことができる同書。あわせて、亜生さんと保護猫たちの日常が垣間見られるオフショットもたくさん掲載されています。
2021年の「M−1グランプリ」予選では、惜しくも敗退したミキでしたが、意気消沈で帰宅した亜生さんを、猫たち総出で慰めるという一幕があったようです。亜生さんの異変に気づく猫たちはさすが! 絆も感じられる瞬間がカメラに収められました。
朝の様子を撮影した写真では、“末っ子”の丹猛は、亜生さんのブラッシングを受けてご満悦の表情を浮かべていました。
活動が活発な夕方~夜あたりの時間帯は、猫同士でドタバタと遊び回る様子も。キジトラの藤vsハチワレの兆猛&丹猛による追いかけっこは、藤がたまらず逃げ出しフィニッシュとなったようです。
夜の様子を収めた1枚では、晩ごはんの準備に勤しむ亜生さんを猫たちがガン見。カリカリからウェットフードまで、バリエーション豊かに盛り付けられる器から目が離せない!
他にも、癒やされる日常カットや役立つ情報がもりだくさん。保護猫に関心のある人はもちろん猫好きに注目を集めそうな1冊です。