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《温かみと気品》皇后雅子さまのベルベット素材を取り入れた上品コーデをプレイバック

1995年1月、第二次中東諸国歴訪の天皇皇后両陛下
ボタンのデザインが華やか(1995年1月27日、Ph/JMPA)
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少し温かくなってきたとはいえ、防寒対策がまだ必要な季節。皇后雅子さまのファッションでもよく着られているベルベット生地を取り入れた洋服は、温かみと気品が感じられます。そこで、雅子さまがこれまで寒い季節に見せられたベルベットファッションをチェック。色合わせや小物使いにも注目です。

黒のワントーンコーデもベルベットのツヤ感とボタンデザインで表情豊かに

1995年1月、第二次中東諸国歴訪の際、ボタン部分の飾りがおしゃれな黒のベルベット生地のセットアップをお召しになった雅子さま。

1995年1月、第二次中東諸国歴訪の雅子さま
ハイネックのジャケットで露出を少なめに(1995年1月27日、Ph/JMPA)
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クラシカルな黒のベルベット素材のセットアップは、訪問国の文化に気を配られてか、胸元がしっかり隠れ露出が少ないデザイン。シックな黒のワンカラーコーデながら、胸元やカフス部分のデザインや、パールの存在感で表情豊か。おしゃれ度の高さがうかがえるコーディネートでした。

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洗練された黒のベルベット生地のセットアップトアップが気品たっぷり

1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられ、ゴッホ展をご見学の雅子さま。ベルベット生地のセットアップをお召しでした。

1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられた雅子さま
スタンドカラーのブラウスにカチューシャが上品で洗練された印象(1996年2月1日、Ph/JMPA)
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1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられた雅子さま
リングやイヤリングなど、パールアクセが華やかさをプラス(1996年2月1日、Ph/JMPA)
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ベルベット素材のジャケットと膝丈のスカートの形のきれいなセットアップでお出ましに。インナーに、スタンドカラーの白のブラウスを合わせられキリッとシャープな印象です。さらに、セットアップと同じカラー、同じ素材のカチューシャをつけられ、清楚でシックな中に可憐な雰囲気が加わります。シンプルなモノトーンコーデに、パールのイヤリングやリング、ブローチをプラスすることで華やかさも香るコーディネートでした。

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スタンドカラーのセットアップはゴールドのボタンで華やかさ倍増

1992年11月、中国の江沢民国家主席の歓迎行事にご出席の際には、ベルベット生地の深いモスグリーンのセットアップをお召しに。

1992年11月、中国の江沢民国家主席の歓迎行事にご出席の天皇皇后両陛下
ダブルボタンがポイントのジャケット(1998年11月26日、Ph/JMPA)
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1992年11月、中国の江沢民国家主席の歓迎行事にご出席の天皇皇后両陛下
同素材とカラーの帽子もロイヤルムード満点(1998年11月26日、Ph/JMPA)
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ベルベット生地のセットアップは、スタンドカラーやダブルボタンがスタイリッシュ。縁取りにゴールドがあしらわれたボタンがベルベットの光沢感と相まって華やかさを底上げしています。さらに同素材の帽子や黒の靴とバッグ、ダークトーンのストッキングでトーンをそろえた洗練コーデでした。

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ベルベット素材の濃淡やレザーのツヤ感で表情豊かなボルドーのワントーンコーデ

1999年12月、科学技術館展示室を見学されるヨルダンのラーニア王妃(当時)をご案内する雅子さま。お気に入りカラーのボルドーのセットアップがベルベット生地でした。

1999年12月、科学技術館展示室を見学されるヨルダンのラーニア王妃(当時)をご案内する雅子さまと天皇陛下
帽子もベルベット素材で華やかさを底上げ(1999年12月1日、Ph/JIJI PRESS)
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1999年12月、科学技術館展示室を見学されるヨルダンのラーニア王妃(当時)をご案内する雅子さま
赤系でもボルドーだと落ち着いた印象に(1999年12月1日、Ph/JMPA)
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襟元やポケットに異素材のデザインがあしらわれたベルベット素材のツーピースは立体的で華やかさ満点。ベルベットの面積が大きいぶん、動くたびにベルベット素材の濃淡が違って見え、それもまた表情も豊かで、気品もたっぷりです。手に持った同じボルドーカラーのレザーの手袋もおしゃれ度を底上げしていました。

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赤いスーツにベルベットのボルドーで大人っぽさを添えて

2002年2月の『青少年読書感想文全国コンクール』表彰式にご出席の際は、鮮やかな赤いスーツが印象的でした。

2002年2月の『青少年読書感想文全国コンクール』表彰式にご出席の天皇皇后両陛下
ボタンや襟のボルドーレッドが大人の落ち着き感を添えている(2002年2月8日、Ph/JMPA)
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上下赤のスーツとなるとインパクトが強めですが、カフスや襟、ボタンにベルベット素材が深みのある赤になっていて、さりげなく落ち着き感を添えています。さらに、グローブやバッグは黒を合わせ、より大人っぽくまとめていました。

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アクセサリーも黒系をチョイスしたシックなモノトーンコーデ

2016年3月、ご一家そろって、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご出席。このときも襟やカフス部分にベルベット素材が配されたスーツでした。

2016年3月、ご一家そろって、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご出席の天皇皇后両陛下と愛子さま
シックなモノトーンコーデの雅子さま(2016年3月8日、Ph/JMPA)
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2016年3月、ご一家そろって、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご出席の天皇皇后両陛下と愛子さま
愛子さまはかわいらしいデザインの水色のセットアップをお召しに(2016年3月8日、Ph/JMPA)
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2016年3月、ご一家そろって、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご出席の天皇皇后両陛下と愛子さま
天皇陛下(当時は皇太子)のネクタイは水色で愛子さまとリンク(2016年3月8日、Ph/JMPA)
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雅子さまは、襟と袖口に切り替えしのあるダークグレーのスーツに、モノトーンのパールネックレスのシックなコーディネートでお出ましに。襟や袖口にあしらわれたベルベット素材がクラシカルな雰囲気と季節感を漂わせています。また、アクセサリーも白×黒のMIXパールでそろえるという新鮮な着こなし。よくお召しになる白ではなく、黒系のパールが大人女性の落ち着いた華やかさを添えています。

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大きな襟やカフスに配されたベルベットがアクセントに

2018年11月、日本PTA創立70周年記念式典でご着用のアンサンブルは襟元とカフス部分がベルベット生地になったおしゃれなデザイン。このときは同カラーの帽子もお召しでした。

2018年11月、日本PTA創立70周年記念式典にご出席の天皇皇后両陛下
深みのあるモスグリーンが秋らしさ満点(2018年11月21日、Ph/JMPA)
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2018年11月、日本PTA創立70周年記念式典にご出席の雅子さま
黒のベルベッドがエレガントな雰囲気を底上げ(2018年11月21日、Ph/JMPA)
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2018年11月、日本PTA創立70周年記念式典にご出席の雅子さま
顔周りにパールを散りばめることで明るい印象に(2018年11月21日、Ph/JMPA)
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長年愛用されているモスグリーンのセットアップは、大きな襟やカフスのベルベット生地が黒で、よりクラシカルな雰囲気を高めています。スウェードとエナメルの異素材ミックスのパンプスやレザーのモスグリーンのグローブなど、いろいろな素材を織り交ぜることで、アクセントが付き、奥行きのあるコーディネートに仕上がっています。

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25年以上ご愛用のグリーンのアンサンブルは黒を効かせてクラシカルに

2023年12月、「皇宮警察」の武道大会を観戦された際、雅子さまは長年愛用されるモスグリーンのアンサンブルスーツをお召しに。

2023年12月、「皇宮警察」の武道大会を観戦された天皇皇后両陛下
襟やカフスの黒に合わせて小物も黒をチョイス(2023年12月13、Ph/JMPA)
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2023年12月、「皇宮警察」の武道大会を観戦された天皇皇后両陛下
アクセサリーはパールで抜け感をプラス(2023年12月13、Ph/JMPA)
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2023年12月、「皇宮警察」の武道大会を観戦された天皇皇后両陛下
天皇陛下もモスグリーンのネクタイでリンク(2023年12月13、Ph/JMPA)
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2023年12月、「皇宮警察」の武道大会を観戦された雅子さま
大きなブローチもアクセントに(2023年12月13、Ph/JMPA)
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雅子さまがお召しの襟とカフスにベルベットをあしらったグリーンのアンサンブルは、長年愛用されてきたスーツ。ジャケットの襟にはブレードがあしらわれ、クラシカルなデザインです。深みのある上品なダークグリーンに黒のベルベット生地が配されたアンサンブルに合わせて、靴やバッグは黒をチョイス。より奥深い雰囲気になり、クラシカルムード満点です。

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