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【大塚寧々 ネネノクラシ#68】この春に買った激かわアイテムは「桜が満開の頃に履きたい」ピンク×パープルのスニーカー

春になってパステルカラーに惹かれる(Ph/中野修也(TRON))
写真2枚

女優・大塚寧々さんが、日々の暮らしの中で感じたことを気ままにゆるっと綴る連載エッセイ「ネネノクラシ」。第68回は、「春ファッション」について。

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冬は黒やグレー紺ばかりを着ている私も、春になって暖かくなってくると柔らかいパステルカラーを着たくなってくる。この春は、私にしては珍しくピンクが気になる!

今までになかった事で自分でも不思議だ。ピンクも色々なピンクがあるが、淡い柔らかな桜の花びらのような色に惹かれる。全てがピンクというよりは、ちょっとピンクが入っているくらいが気持ちが落ち着く。

春になるとスニーカーを履く日が多くなる。先日ネットを見ていたら大好きなショップ「NOVESTA」でまさに気分にピッタリのスニーカーを見つけた。ホワイトベースに淡いパープル、そして踵の方に淡いピンク! 一目惚れだ。慌ててサイズがあるかどうか確認すると、あった! すぐに購入しました。

早く履きたい!(Ph/大塚寧々)
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届いてからもその可愛さにニンマリしてしまう。まだ履いていないのだが、お天気の良い桜が満開な頃に履きたいなあと思う。時々箱から出しては、可愛いなあと眺めている。ピンクとパープルという組み合わせが心躍る。

色の組み合わせをあれこれ試した子供時代

色の組み合わせって興味深く楽しい。そういえば子供の頃、塗り絵をしていたらファッション関係の仕事をしていた叔母が女の子の洋服を黄色と紫で可愛く塗ってくれて、すごく驚いた。たくさんある色鉛筆を見ていても、その組み合わせの発想が子供の私にはなかった。それから色鉛筆を眺めては、この色とこの色の組み合わせはどうなるのだろうとあれこれ試した。色の組み合わせによって、塗り絵の女の子の性格まで変化するようで面白いなあと思った事を覚えている。

色彩が感情に与える影響って、とてもあるんだろうなと思う。先日、本屋さんに行ったら、大人の塗り絵という本があった。その時は買わなかったのだが、買っておけばよかった。色鉛筆も新しく欲しくなってくる。

私は鉛筆が大好きだ。そういえば小学校に入学する時に父が買ってくれた鉛筆はドイツのステッドラー製だった。青と白と黒の組み合わせに「カッコいい!」とすごく嬉しかった。鉛筆は今でもステッドラーのものが大好きだ。この春は、様々な色の組み合わせを楽しもうと思う。

◆文・大塚寧々(おおつか・ねね)

1968年6月14日生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。『HERO』、『Dr.コトー診療所』、『おっさんずラブ』など数々の話題作に出演。2002年、映画『笑う蛙』などで第24回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回毎日映画コンクール主演女優賞受賞。写真、陶芸、書道などにも造詣が深い。夫は俳優の田辺誠一。一児の母。

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