社会

《最近ではペールカラー×締め色が定番》皇后雅子さまの春の洗練「パンツスタイル」 スタイリストが注目した着こなしバランス

2023年4月に栃木県高根沢町の御料牧場に滞在された天皇皇后両陛下と愛子さま
普段から仲良くされていることがうかがえるシーン(2023年4月5日、Ph/JMPA)
写真49枚

ぽかぽかと暖かい春は秋冬に比べて明るい色を着る気分が高まります。そこで皇后雅子さまの春のパンツファッションをチェック。ジャケットやスカーフなど顔周りに明るいカラーを持ってくるなど、着こなしのポイントをスタイリストの横山麻里さんとともに振り返ります。

アラフィフの春のパンツファッションのポイント

「腰回りや下半身のシルエットが気になる人にとって、ペールカラー×締め色パンツは、体型カバーもクリアできるコーディネート配色です。コントラストも強すぎないので、顔周りが優しく明るくなります。パンツコーデは合わせ次第では、メンズライクになりすぎたり、普段着感がアップしてしまいがち。

スカーフやシアー素材を取り入れて、抜け感、軽やかさをプラスしたり、トップスを少しコンパクトにまとめることや、ジレを合わせてIラインを意識するなど、体型カバーにつながるアイテムを投入するのがおすすめです。パールアクセサリーなど、女性らしい小物合わせをすると全体が上品に仕上がります」(横山さん・以下同)

ゴールドのアクセが効いたスタイリッシュなパンツスタイル

1997年5月、東京駅を出発し、ご静養先の那須御用邸に向かう雅子さまは、白のパンツスーツスタイルでした。

1997年5月、東京駅を出発し、ご静養先の那須御用邸に向かう雅子さまと天皇陛下
カチューシャで女性らしさをプラス(1997年5月1日、Ph/JMPA)
写真49枚
1997年5月、東京駅を出発し、ご静養先の那須御用邸に向かう雅子さま
深くはいったサイドのスリットもエレガントさを演出(1997年5月1日、Ph/JMPA)
写真49枚
1997年5月、東京駅を出発し、ご静養先の那須御用邸に向かう雅子さま
こぶりなバッグもレディライク(1997年5月1日、Ph/JMPA)
写真49枚

「オールホワイトのパンツスタイルは、長め丈のスリット入りジャケットでIラインが強調されています。また、大きめのゴールドのボタンや、存在感のあるネックレス使いがコーディネートのアクセントに。パンツスーツはメンズライクな印象ですが、インのVネックによる肌見せや、カチューシャで女性らしさがプラスされ、エレガントな雰囲気にまとまっています。小物も白でそろえ、ゴールドアクセを合わせることで、より洗練された着こなしに仕上がっています」

→皇后雅子さまの春のグリーンスーツの着こなしはコチラ

カジュアルなパンツファッションもピンクのベストで女性らしさをプラス

1998年3月、葉山御用邸(神奈川県)の近くを散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。鮮やかなニットベストが新鮮でした。

1998年3月、葉山御用邸(神奈川県)の近くを散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま
ピンクベースのマルチカラーのベストがポイントに(1998年3月30日、Ph/JMPA)
写真49枚
1998年3月、葉山御用邸(神奈川県)の近くを散策される雅子さま
裾のデザインが特徴的なベスト(1998年3月30日、Ph/JMPA)
写真49枚
1998年3月、葉山御用邸(神奈川県)の近くを散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま
カチューシャは当時の雅子さまのトレードマーク(1998年3月30日、Ph/JMPA)
写真49枚

「白シャツ×黒パンツのシンプルコーディネートにベストを効かせたカジュアルな装い。シンプルな黒パンツはベーシックアイテムだからこそ、合わせるトップスや小物次第で雰囲気もグッと変わり、ファッションを楽しめます。雅子さまは、ニットベストでカジュアルダウンしていますが、カジュアルになりすぎないように、シャツを合わせ、ほどよくカジュアルさを取り入れた、きれいめカジュアルはお見事。

シャツの袖を折り返し、抜け感を出す、ひと手間もおしゃれ度を上げています。カチューシャ、時計、ビット付きのシューズなど、きれいめ小物を散りばめることで、きちんと感もキープしていますね」

→皇后雅子さまの春モード満開のピンクファッションはコチラ

関連キーワード