若返りに効くツボ2選
一般的に足ツボと呼ばれているものは、足裏にある内臓器官に対応する反射区と東洋医学の経穴のこと。これを刺激することで神経から脳に伝達がいき、血流や体温、代謝やホルモンバランス、消化や吸収などをコントロールする視床下部が伝達を受け取ります。その伝達を整理し、対応する臓器や器官へ指令が出されます。
多岐にわたるツボのなかで、吉田さんは若返りのツボとして同書で10か所のツボを紹介していますが、その中からとくに覚えておきたい2つをピックアップしてもらいました。
足ツボ1「三陰交」
両脚の内くるぶしの高いところから指4本分ほど上にあるツボが「三陰交」です。
「女性ホルモンの分泌を調整する働きがあり、ホルモンのバランスが乱れることでのニキビや肌荒れ、たるみなどに効果的です」
足ツボ2「血海」
両脚のひざの内側から指3本分ほど上にあるツボが「血海」です。
「女性ホルモンを活性化するため、お肌の弾力が増して、ハリや潤いをもたらしてくれます」
足を温めることや足つぼ押しなら手軽に続けることができます。習慣として、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
◆教えてくれたのは:吉田佳代さん
よしだ・かよ。株式会社カバーリング代表取締役。吉田佳代ボディケアビューティークリニック代表。ジャパンスタイルヘルスケア協会代表。日本手技療法士認定協会公認手技療法士、整体師、体幹ストレッチインストラクター、AIASオーストラリア国家資格ビューティーセラピストといった資格を取得。自然医学の理論と健康・美容技能の解析と応用を学び、骨・筋肉・経路・経穴・リンパのすべてからアプローチした独自の足ツボ療法および、全身オイル整体技術を開発する。延べ約8万人の施術および指導実績をもつ。https://www.kayoyoshida-beauty-clinic.com/
◆監修:医学博士・医師 白澤卓二さん
しらさわ・たくじ。医学博士・医師。白澤抗加齢医学研究所所長。お茶の水健康長寿クリニック院長。国際予防医学協会理事長 Residence of Hope館林代表。1982年、千葉大学医学部卒業後、東京都老人総合研究所老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーなどを経て、2007年から8年間順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授を務める。著書・監修書に『すごい塩』『ボケないのはどっち?』(ともにあさ出版)など。