
2024年5月11日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、国立公文書館で開催中の『夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―』をご鑑賞。愛子さまがおひとりで公務に臨まれるのは初めてのこと。若かりし頃の皇后雅子さまを彷彿とさせるファッションにも注目が集まった。

愛子さまは皇居の近くにある国立公文書館に到着し、館長の出迎えを受けられた。江戸時代に書かれた『源氏物語』の注釈本をご覧になった愛子さまは、「何年かけて完成させたのでしょうか」などと質問される場面も。

初の単独ご公務は“オールホワイト”“ブローチ”と雅子さまファッションとリンク
愛子さまは、オールホワイトのワンカラーコーデでお出ましになった。襟なしのVネックのジャケットに白のフレアスカートのスーツをお召しに。手にはこぶりな白のバッグ、足元も白のパンプス、アクセサリーも白のパールを合わせられ、完璧なワンカラーコーデだった。



雅子さまもオールホワイトコーデは度々披露されてきた。そして、今回愛子さまがお持ちのバッグに似たものを若かりし雅子さまもお持ちに。
1997年7月、ご夫婦そろって初めてとなる沖縄ご訪問の際、雅子さまは夏らしいビビッドなイエローのセットアップに白の小ぶりのバッグをお持ちだった。

また、1996年8月、山梨県の勝沼にあるワインカーヴをご視察の際は、今回の愛子さまと同じように、白のワンカラーコーデに、ブローチをつけていらっしゃった。



雅子さまはタイトなスカートが多いのに対して、愛子さまはフレアなスカートをはかれることが多い。これから単独でのご公務も増えることから、愛子さまのファッションからも目が離せない。

今回のように、日本赤十字社の仕事をされながら、会社の休日である土曜日は公務もこなされる愛子さま。仕事とご公務の両立をされつつも、多忙さを感じさせないさわやかな笑顔で公務に臨まれている。

2024年4月25日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、学習院大学の卒業や日本赤十字社に就職されたことを報告するため、東京都八王子市にある昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝された。単独での参拝は初めてで、2014年7月に学習院女子中等科入学の報告をされるため、天皇皇后両陛下と一緒に訪問されている。









昭和天皇が眠る武蔵野陵を参拝後、香淳皇后が眠る武蔵野東陵を参拝された愛子さま。グレーのロングドレス姿で扇子を手に持ち、ゆっくりと参道を進み、陵の前で玉串をささげて深く拝礼した。
愛子さまは4月1日から日本赤十字社に常勤の嘱託社員として入社され、青少年・ボランティア課で勤務されている。まだ1か月も経っていないが、忙しいスケジュールの中、皇室の活動にも精力的に取り組まれている。











初めての明治神宮ご参拝 午後からは仕事へ
2024年4月10日に東京都渋谷区の明治神宮に初めて参拝された愛子さま。ご就職後、皇族のご活動として初めての参拝でもあった。この日の午前は勤務を休まれ、参拝後に職場に向かわれた。























初めての園遊会で発揮されたおもてなしの”お心”
同月23日には天皇皇后両陛下が主催する「春の園遊会」に初めて出席された愛子さま。東京・赤坂御苑で開催された園遊会には、およそ1400人が招待され、俳優の北大路欣也さん(81歳)、現代美術家の横尾忠則さん(87歳)、元日本サッカー協会会長の川淵三郎さん(87歳)らと懇談された。






15年前、ハリウッドでリメイクされた『HACHI 約束の犬』(2009年公開)の試写会で、日本語吹き替え版の声優を担当した北大路さんと一緒に映画を鑑賞されている愛子さま。北大路さんが、愛子さまに「覚えていらっしゃいますか」と聞くと「当然覚えています。とっても良い映画でした」と返されたという。

横尾さんとは、猫の話題になり、「(ご夫婦の)どちらの方が猫好きなんですか?」と質問をされたり、横尾さんが世話をしている猫が太っていることを話すと「幸せな猫ちゃんですね」と笑顔で述べられたという愛子さま。




初めての園遊会と思えぬほど、緊張された様子はなく堂々とされていた。笑顔で懇談をされる姿からは、両陛下から受け継がれたおもてなしの”お心”を感じさせた。






報道では、毎日出勤されているという愛子さま。皇族としての活動と仕事の両立をさせながら、今後のご活躍に期待が集まる。
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