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《豆腐や梅干しを活用》夏を乗り切る時短カレー!名店の料理人が紹介する「アレンジカレー」レシピ

豆腐とツナ缶のキーマカレー
『鈴なり』店主・村田明彦さん考案の「豆腐とツナ缶のキーマカレー」
写真12枚

暑くなると食べたくなるカレーだが、「煮込む時間が長い」「スパイスカレーは手間がかかる」といった難点も。そこで、食べたいときにすぐできるのに味は本格的な、和食店とスパイスカレー店の店主によるアイディアレシピを紹介。今年の猛暑はカレーで乗り切ろう!

『かみなり豆腐』をカレーにアレンジ。和の調味料で深い味わいに

「カレーは簡単でおいしいので、まかないで登場することも多いですね」と『鈴なり』店主の村田明彦さん。

今回教えてもらったキーマカレーは、和食の「かみなり豆腐」をアレンジしたまかないメニューだという。

「かみなり豆腐」をアレンジしたカレー
和食の「かみなり豆腐」をアレンジ!
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「かみなり豆腐は豆腐を油で炒める精進料理ですが、手軽なツナ缶を加えてキーマカレー風に。魚缶はさばや鮭に代えてもいいですよ。また、だしパックの中身や和の調味料を使うことで旨みやコクが加わります。なすにも旨みが染みておいしくなります」(村田さん・以下同)

「豆腐とツナ缶のキーマカレー」のレシピ

《材料》(2人分)
木綿豆腐…200g ツナ缶…140g 玉ねぎ…1個 なす…2本 トマト…中1個 刻みにんにく…小さじ1 みそ・ウスターソース・ケチャップ・酒…各大さじ1 だしパック…1袋 カレー粉…大さじ1と1/2 砂糖・しょうゆ…各小さじ1 ごま油…大さじ2 ご飯…2人分 卵黄…2個 青ねぎ…適量

《作り方》
【1】玉ねぎは粗みじん切りに、なすとトマトは1cm程度の角切りにする。
【2】フライパンにごま油を入れ、玉ねぎを強火でほんのり色がつくまで炒める。中火にして、なす、トマト、豆腐を加え、豆腐を崩しながらさっと炒める。
【3】ツナ缶を汁ごと加えて軽く混ぜ、にんにく、みそ、ウスターソース、ケチャップ、だしパックの中身、カレー粉を加えて混ぜながら2〜3分炒める。
【4】砂糖、しょうゆを加えてさっと炒め、酒を加えてアルコールが飛ぶまで炒めて火を止める。
【5】器にご飯を盛り、【4】をのせる。中央に卵黄をのせ、小口切りにした青ねぎを散らす。

《Point1》豆腐は水切り不要 

豆腐を炒めている
豆腐は水切り不要
写真12枚

「豆腐は炒めて水分を飛ばすので、水切り不要。『かみなり豆腐』は、豆腐を炒めるときに水分が跳ねる、パチパチという音が名前の由来なんです」

《Point2》だしパックを丸ごと使い、旨みアップ

だしパックの中身をフライパンに入れている
だしパックを丸ごと使い、旨みアップ
写真12枚

店ではまかないでも素材から引いただしを使うが、家庭ではだしパックの中身を調味料代わりに使うのが便利。「旨みや風味を手軽に出すことができます」。

《Point3》和の調味料でコクを増す

調味料をフライパンに入れている
和の調味料でコクを増す
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「みそやしょうゆ、酒などの和の調味料を加えると、煮込まなくてもコク深い味に。酒は最後に入れることで、旨みと香りが引き立ちます」

◆教えてくれたのは:『鈴なり』店主・村田明彦さん

料理人の白衣をきた男性
『鈴なり』店主・村田明彦さん
写真12枚

日本料理の老舗『なだ万』で修業後、2005年に『鈴なり』を開店。和食の本筋を踏まえた独創的な創作料理が評判。『鈴なり』東京都新宿区荒木町7 清和荘1F

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