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健康にも美容にもおすすめのトマト、その栄養を余すことなく摂るための方法

ザルにのったトマト
トマトには栄養がたっぷり!(Ph/PhotoAC)
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初夏から旬を迎えるトマト。トマトの栄養素としてよく知られるリコピンだけでなく、女性にとってうれしい栄養がたっぷり詰まっていると、野菜ソムリエプロの福島玲子さんは話します。期待できる効果やトマトの栄養をしっかり摂る方法を教えてもらいました。

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健康にも美容にも役立つ栄養をたっぷり摂る方法とは?

ヨーロッパに「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトは健康によいと言われている野菜です。

アンチエイジングに効果的なリコピン

トマトに多く含まれるリコピンは、強い抗酸化作用を持つカロテノイドの一種です。トマトには、同じく抗酸化作用のあるβ-カロテンもたくさん含まれています。美白やアンチエイジングなどの美容効果が期待できますよ。

トマトサラダ
油と一緒に食べるとリコピンの吸収率がアップ(Ph/PhotoAC)
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リコピンは油に溶ける性質を持つため、油と一緒にとると吸収率が高まります。なので、オイルを使ったドレッシングと一緒に食べたり、トマトでドレッシングを作ったりするといいですよ。リコピンは熱に強く、炒めたり、煮込んだりなどの調理をすると体内に吸収しやすい構造になると言われています。

トマトの炒め物
トマトの栄養をしっかり摂るには、皮ごと煮込んで食べるのが◎(Ph/PhotoAC)
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トマトの栄養を余すことなく摂取するためには、栄養をたくさん含む皮も食べるのがおすすめです。

ダイエット効果が期待できる成分も研究中

トマトにはビタミンCがたっぷりなうえに、ビタミンCの吸収率を高めるルチンも含まれています。カリウムも多く含まれており、体内の過剰な水分を体外に排出してくれるので、むくみ解消の効果が期待できます。コレステロールを下げるのに役立つペクチンも入っています。

ほかにも、脂肪燃焼効果もあるとされています。トマトに含まれるリノール酸(不飽和脂肪酸)の一種である13-oxo(オキソ)-ODAには肝臓で脂肪を燃焼させ、たんぱく質を生成して血糖値を低下させる働きがあり、脂肪燃焼のスイッチをオンにする効果があると、京都大学大学院の研究によって明らかになってきています。

トマト3個
お酒をのおつまみにトマトがおすすめの理由とは?(Ph/PhotoAC)
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お酒を飲むときにもトマトがおすすめ

また、アサヒグループとカゴメ共同研究で、トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させる効果があることも発見されています。飲酒時にトマトを摂取すると、急激な体内アルコール濃度の上昇が抑えられるので、酔いの回りをゆるやかにするそうですよ。

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