ヘア＆メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、黒を効かせた大人メイクについて。
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常々言っておりますが、大人のメイクは白・黒・赤が効いていると、美人に見えます。でも、ほとんどの人が、ちゃんと効いていないか、効きすぎているかなんです。
特にみなさんが苦手なのが、黒を効かせること。黒とは、アイブロウやマスカラ、アイラインなど、瞳周りをくっきり立体的に見せるアイテムです。でも、眉は描いていても、アイラインやマスカラは使っていない、という人が多いんですよね。
眉の黒はもちろん大事ですが、効かせすぎるとかえって老けて見えるので、大人はアイラインかマスカラのどちらかを効かせてほしい！ どちらかと聞かれたら、私はアイラインをおすすめします。
“効かせる”なら、アイライナーは、ぜひリキッドを。「黒のリキッドはキツく見える」という人も大丈夫。真っ黒ではない、ダークブラウンのようなちょっと軽めの黒の色味もあるんです。
私たち世代は、アイラインというとオードリー・ヘップバーンのくっきりラインを想像して、きれいにラインを引かなくちゃ、と思ってしまうのでは？ でも、今は、なめらかにラインを引かなくてもいい。極端に言えば、まつげの間を点で埋めるだけでOK。目の際に、黒を効かせるのが目的ですからね。
描くときは、片方の指でまぶたを持ち上げ、目線を下げてまつげの根元を出す。こうすれば、際ギリギリにも、ちゃんと効かせられます。
それでも難しい、面倒という人は、黒目の上だけ、目尻だけにちょこっと足すことから始めてみて。特に黒目の上のラインは、瞳がくっきり見える、いわゆる「カラコン効果」もありますよ。
最近はプチプラでも柄や筆が描きやすく工夫をされた優秀アイライナーがたくさん出ています。「アイラインは、ムリ…」と思っていた人も、今こそ試しどきですよ！
人気のアイライナーに濃いブラウンが登場
指先にフィットする九角形の柄、極細の筆は『ぺんてる』との共同開発。ケイト スーパーシャープライナーEX BR-1 1100円（編集部調べ）／カネボウ化粧品 電話：0120-518-520
筆に毛質と硬さの異なる４種類の毛を使用
筆の名産地・熊野と奈良の筆職人と共同開発。八角形の柄が手ぶれを防止。肌になじむ、黒みブラウン。モテライナー リキッド BrBk 1620円／フローフシ 電話：03-3584-2624
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山本浩未（やまもとひろみ）
ヘア＆メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』（小学館）も好評。