かぼちゃは、ほくほくとした食感と甘さが魅力で、料理だけでなくスイーツにも使われる万能野菜。ハロウィンの定番モチーフでもあるかぼちゃを使った、料理研究家の満留邦子さんが教えるかぼちゃスイーツはパーティーにもぴったり!
※電子レンジは、600Wを使用しています。かぼちゃの分量は種とわたを除いたものです。かぼちゃは特記があるもの以外、半分にカットしたあと、種とわたを取り除いてから使用しています。
「坊ちゃんかぼちゃのレアチーズケーキ」のレシピ
丸ごとで作って切り分けも楽しい。
《作り方》(2人分)
【1】皮を除いた栗かぼちゃ100gは2~3cm角に切る。かぼちゃの皮はとっておく。水にサッとくぐらせて耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジで2分加熱する。市販のスポンジ生地(またはカステラ)30~40gを1cm角に切る。
【2】ボウルにかぼちゃ、砂糖40g、ギリシャヨーグルト100g、生クリーム1/4カップを入れ、(あればブレンダーで)よく混ぜ合わせる。
【3】器にスポンジをしき、【2】を流し入れ、冷蔵庫で30分ほど冷やしてシナモンパウダー適量を振る。【1】のかぼちゃの皮を電子レンジで加熱し、好みのクッキー型で抜いてのせる。
「かぼちゃヨーグルトのグラススイーツ」のレシピ
ほどよい酸味のふんわり軽いクリーム。
《作り方》(作りやすい分量/4〜6人分)
【1】クリームチーズ100gは室温においてやわらかくする。粉ゼラチン2.5gは大さじ1の水でふやかし、電子レンジで10秒ほど加熱して溶かす。
【2】坊ちゃんかぼちゃ1個は丸ごとラップで包み、途中で上下を返しながら、電子レンジで5分加熱する。粗熱がとれたら上部を切り、種とわたを取り除く。
【3】【2】の切り取った上部と中の果肉を100gほどくり抜き、ざるで裏ごしする。
【4】【1】のクリームチーズに砂糖40gを加え、砂糖の粒がなくなるまでよく混ぜる。【3】、【1】のゼラチン、レモン汁小さじ1を混ぜ、【2】に流し入れて冷蔵庫で冷やし固め、切り分けて皿に盛る。
「かぼちゃと麹甘酒のおしるこ」のレシピ
甘酒とかぼちゃで砂糖不使用でもやさしい甘さ。
《作り方》(2人分)
【1】皮を除いた栗かぼちゃ100gは2~3cm角に切る。水にサッとくぐらせて耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジで2分加熱する。
【2】【1】麹甘酒100g、水1/4カップをミキサーにかけてなめらかにする。
【3】ボウルに白玉粉50gを入れ、水1/4カップほどを少しずつ加えながらこね、10等分にして丸める。
【4】鍋にたっぷりの湯を沸かし、【3】の中央を少しくぼませて入れ、浮き上がってからさらに1分ほどゆでて冷水にとる。
【5】鍋に【2】、水1/4カップを入れて温めたら器に入れ、水気を切った【4】、ゆで小豆(缶詰)大さじ2を盛る。
「かぼちゃようかん」のレシピ
材料を混ぜて固めるだけの手軽さがうれしい。
《作り方》(作りやすい分量/型1台分)
【1】皮を除いた栗かぼちゃ300gは2~3cm角に切る。水にサッとくぐらせて耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジで5分加熱する。マッシャー又はフォークで潰し、牛乳大さじ4を加えて混ぜる。
【2】鍋に水1/2カップ、粉寒天2gを入れて火にかけ、1分ほど煮立たせる。砂糖70g、【1】を加えて熱くなるまで混ぜ、塩少量を加える。
【3】【2】を型(牛乳パックでもOK)に流し入れ、表面をならして冷蔵庫で1〜2時間冷やし固める。切り分けて皿に盛る。
◆教えてくれたのは:料理研究家・満留邦子さん
管理栄養士。身近な食材で手軽に作れる家庭料理が得意。著書に『料理が楽しくなる圧力鍋レシピ』(成美堂出版)など。https://mitsudome.jp/
撮影/市瀬真以 取材・文/勅使河原桜
※女性セブン2024年10月17日号