2024年のNHK紅白歌合戦にK-POPグループが6組出場するなど、いまだ日本を席巻する韓国アイドル。なかでも注目は世界的グループ・BTSの“復活”だ。メンバー全員が2025年6月には兵役を終え、ついに再始動するとされる。
BTS再始動でK-POP界への影響は?
K-POPや韓国カルチャーに詳しいライターのDJ泡沫さんが話す。
「BTSは毎年、6月13日のデビュー記念日に『FESTA』というファンイベントを開催しています。2025年は6月21日に予定されているSUGAの除隊直後に、韓国でこの『FESTA』を開く可能性が高いです」
BTSの再始動でK-POP界はどんな影響を受けるのか。DJ泡沫さんは意外にも「それほど大きな変化はない」と分析する。
「なぜならBTSは今後、K-POPの『別枠』として、レジェンド的な存在になる可能性が高いからです。楽曲のリリース頻度も年1回程度に落ち着くでしょうし、頻繁にリリースを重ねる若手人気グループに比べて勢いは見えづらくなるかもしれません。しかし、歌謡祭や授賞式などでは圧倒的な貫禄を示し続けるのではないでしょうか」(DJ泡沫さん・以下同)
BTSの新たな使命は韓国文化を広める“文化大使”
BTSを熱く応援するファン「ARMY」たちもまた“再編成”となるのか。
「一部の熱狂的なK-POPファンを除き、日本では昔から複数のグループを並行して応援するファンが多数おり、韓国でも近年、同様の傾向が見られます。ですから多くのARMYたちはほかのグループに“浮気”しつつも、BTSにもついていくという時代になっていくと思います」
レジェンドとして華麗にK-POP界に君臨するであろうBTSには新たな使命も。
「BTSのようなグローバルアイドルは外資を稼ぐという経済効果を期待されるのはもちろんのこと、韓国文化を世界に広めたり、イメージアップに貢献する『文化大使』としての役割が大きいといえるでしょう」
BTSの再始動はARMYのみならず、K-POP界の新たな未来を切り開く起爆剤としての役割を期待されることになりそうだ。
※女性セブン2025年1月2・9日号