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ライフスタイルが変わったら自動車保険の見直しを!保険料を抑えるワザを節約のプロが伝授

車のおもちゃと電卓、現金
自動車保険の見直しなど、車にまつわる節約術を紹介(写真/Photo AC)
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ライフスタイルの変化に合わせて、見直すことが推奨されるのが保険だ。自動車保険も同様に、用途や状況に合わせた見直しが節約につながることがある。自動車保険の見直しとともに、給油など自動車にまつわる節約ポイントについて、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらった。

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使用用途を見直す

自動車保険を節約するためにまず確認したいのは、使用用途についてです。「業務使用」「通勤・通学使用」「日常・レジャー使用」の3つから選ぶのが一般的ですが、基本的には「業務使用」が最も保険料は高く、「日常・レジャー使用」が最も安いです。

通勤に使っている場合も、例えば雨の日だけ自動車通勤をする、リモートや在宅での業務が増え、勤務スタイルが変わったなど、通勤での使用回数が月に15回未満であれば、「日常・レジャー使用」を選べる場合があります。

ただし、用途の定義は保険会社によって若干異なるため、確認が必要です。他にも、今まで用途を通勤で契約していても、退職をして日常・レジャー使用となった場合は、すみやかに変更の連絡をしましょう。変更の通知を怠ると、保険契約が解除されたり、事故時に保険金が支払われなくなるといった可能性があるので、注意しましょう。

高速道路
ライフスタイルの変化で使用用途が変わっていないかチェック(写真/Photo AC)
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保険対象者を見直す

自動車保険の対象となる運転者を限定する特約を付け、保険の対象となる人を見直すことも保険料を抑えることにつながります。

運転者の限定条件は「家族」「配偶者」など契約者との関係性で限定するものと、運転者の年齢で限定するものと大きく2種類があり、どちらか片方でも、両方でも選ぶことができます。

例えば、日常的に運転していた子供が実家から出たり、子供が自分の車を所有するなどして、実家の車に乗らなくなったあとも契約がそのままになっていれば、運転者を本人と配偶者のみに限定することを検討してもいいでしょう。

親から子へ等級を継承する

子供が新たに車を保有する場合は、親から子へ「保険の等級」を継承するのもおすすめです。

保険料の割引率と連動している保険の等級は1~20まであり、事故を起こさずにいれば年々等級は上がっていきます。等級が上がると保険料の割引率が高くなり保険料は安くなり、等級が下がると割引率が低くなり保険料が高くなる仕組みです。自動車保険は、等級の引継ぎができる場合があります。

主なケースとして、家族から等級を引き継ぐ場合、車の買い換えで新しい車に等級を引き継ぐ場合、保険会社を乗り換えたときに等級を引き継ぐ場合です。

子供が自動車を所有したときにそのまま自動車保険に加入すると、保険料が高額になってしまいます。そこで、家族から等級を引き継ぐことができるケースを活用して、親の等級が上がっている自動車保険の等級引き継ぎをして、親は新規にセカンドカー割引適用の自動車保険に加入することで、保険料の負担を減らすことができます。

初心者マークを持つ女性
子が新たに自動車保険を契約する場合、親の等級を引き継ぐことで保険料を割安に(写真/Photo AC)
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ただし、契約者である親と同居していることが条件ですので、注意が必要です。知らなければできないテクニックですが、効果は大きいため、一度検討してみるといいでしょう。

軽い傷やへこみでは保険を使わず保険料を据え置く

額が小さくとも車の修理に車両保険を使ってしまうと、等級が下がって翌年からの保険料がアップし、保険料が戻るまでの1~数年間、割高な保険料を支払うことになります。そのため、自宅の塀で車をこすったなど相手がおらず、軽い事故の場合、保険を使わずに修理するという選択も視野に入れましょう。

事故の程度によってどうすべきかは変わりますが、保険を使わないほうが負担が少なくなる場合もあることを念頭に置いたうえで、保険会社や契約したときの代理店などに相談するといいでしょう。

さらに車関係の出費を節約するポイント

保険以外でも、自動車関連で節約できるポイントがいくつかあります。

ガソリンは朝入れる

ガソリンは、昼間ではなく朝に給油するようにしましょう。ガソリンは温度が上がると体積が大きくなり、逆に温度が下がると体積が小さくなるという性質があります。

ガソリンは体積計算で販売されているため、体積が大きくなる前の気温の低い時間帯に給油すれば、同じ値段でより多くのガソリンを入れることができると考えられます。外出時は帰り道ではなく、なるべく目的地に向かう道中で、早い時間に入れるようにするといいでしょう。

ガソリンは毎度満タンにしない

また、ガソリンを入れる際は満タンにしないほうが節約につながります。ガソリンを満タンにするとその分車は重くなり、燃費が悪くなるためです。一方で、一度に入れる量が少なすぎるとガソリンスタンドに行く頻度が増えすぎてしまい、時間も手間もかかります。

ガソリンを入れている
ガソリンを朝入れることや満タンにしないことも節約に(写真/Photo AC)
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次にガソリンスタンドに行けるタイミングを考慮したうえで、どのくらいのガソリンが必要か見極められるようになるといいでしょう。

トランクにいらないものは載せない

前述したように、車が重いと燃費が悪くなるため、トランクなどに不要なものを載せないことも節約には大切です。

トランクは後輪よりも後ろにあるため、実際の重さ以上に車へ負担をかけます。休日に使うアウトドア用品などをトランクに積みっぱなしにする人もいますが、必要なときに合わせて積み下ろしをすることで無駄なガソリンを使わずにすみます。

◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

丸山晴美さん
節約アドバイザー・丸山晴美さん
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節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/

構成/新藤まつり

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