《秋元康プロデュースの新アイドルグループRain Treeが1月29日にデビュー》「正直期待していなかった」メンバーで現役早稲田大学生の片瀬真花が語るデビュー秘話

2023年4月に行われた、秋元康氏プロデュースのIDOL3.0 PROJECTオーディション。合格メンバーはWHITE SCORPIONという11人組アイドルグループとして同年12月にデビューした。一方、惜しくも最終審査で選ばれなかった17名で結成されたRain Treeも、今月いよいよメジャーデビュー！　Rain Treeのメンバーであり、現役早稲田大学生の片瀬真花さんに、アイドルを志した理由やメジャーデビューに対しての心境を聞いた。（全3回の第1回）

可愛くてキラキラしていたＡＫＢや乃木坂に憧れて

──まず、片瀬さんがアイドルに興味を持ったきっかけを教えてください。

片瀬：小学生の頃から女子アイドルが好きでした。最初はAKB48さんが好きで、ライブに行くほど好きになったのは乃木坂46さんです。可愛くてキラキラしていて、自分が悩んでいる時もアイドルの皆さんの曲を聴いて何度も励まされていました。

──好きなアイドルを見ているうちに、自分もアイドルになりたいと思うように？

片瀬：興味はあったんですが、中学時代は勉強を頑張っていてオーディションを受けるまではいかず。高校1年生の終わり頃に、初めて日向坂46さんのオーディションを受けました。2次審査で落ちてしまったんですが、その時は1次に通ったと言うだけで嬉しくてたまらなかったです。

──そして2023年、AKB48や坂道グループと同じ秋元康さんプロデュースの「IDOL 3.0 PROJECT」オーディションと出会います。

片瀬：オーディションの広告を見つけたのは高校2年生の終わり頃でした。受験もあるし、3年生になったらアイドルの道は諦めるつもりだったので、これで最後にしようという気持ちで応募しました。

──「メタバース」や「WEB3.0」など、これまでのアイドルグループではなかなか聞かないようなコンセプトのオーディションでしたが、不安はありませんでしたか？

片瀬：広告も近未来！って感じで、それまで好きだった坂道グループさんとはまた違う雰囲気だったので、最初は少し迷いました。でも私は、ファンのことを大切に思っていたり、ファンと近い存在のアイドルのかたが好きだったので。こういったウェブツールを使ってファンの人と交流できるアイドルになれるなら、すごく素敵なことだなと思いました。

──オーディション中、印象に残っていることはありますか。

片瀬：一番印象に残っているのは公開で行われた合宿審査です。合宿中はSNSも更新しなくてはいけなかったんですが、毎日自撮りをしてSNSに投稿するというのも初めての経験でしたし、いいね数やコメント数がどうしても気になってしまう辛さはありました。ダンスや歌もしばらくやっていなかったので大変でしたし、スケジュールそのものもハードで……。今思い返しても結構大変でした。

いつデビューできるんだろう？と思いながら過ごした1年間

──逆に、オーディション中に嬉しかったことは？

片瀬：SNSに初めてコメントが来たときはすごく嬉しかったことを覚えています。それ以外にも、ファンの方が応援画像や応援動画を作ってSNSにアップしてくれたのも嬉しかったです。正直、私は他のメンバーよりもフォロワー数やコメント数が少ない方だったんですが、だからこそ応援してくださるかたの存在が大きくて、すごく支えられていました。

──そして、昨年10月にRain Treeというグループ名と、今年1月にメジャーデビューすることが発表されました。その時の心境を教えてください。

片瀬：この1年間は、いつデビューできるんだろう？と思いながら過ごしていました。何かイベントがあるたびに「この日にデビュー発表かな？」ってみんなでソワソワして、やっぱり違って…というのを繰り返していたので、正直、あまり期待しないようにしようと思っていて。そんな中でのサプライズ発表だったので、やっぱり嬉しかったです。

──昨年1年間は、デビューのためのレッスンをひたすらやる…という感じだったんですか？

片瀬：そうですね。レッスンと、あとはWHITE SCORPIONのリリースイベントに参加して、ステージを横目に見ながら、私たちは握手会などの対面イベントをやらせてもらったりしていました。あとはTIF（TOKYO IDOL FESTIVAL）という、たくさんのアイドルが集まるフェスにも少し出させてもらいました。

──そこまでやっていると、逆にデビューって何だろう？という気持ちになりそうですね。

片瀬：そうなんです。メジャーデビューと私たちがやっている活動の違いもよく分からなくなってしまって、いろんな感情が入り混じった1年間でした。でもデビューが決まって、こうやって記事にしていただくなどメディアへの露出が増えて。これまでは私たち単体で見ていただく機会が少なかったので、デビューってやっぱりすごいことなんだなと実感しています。