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2月12日、STARTO ENTERTAINMENTが、3月31日をもってKAT-TUNを解散することを発表した。亀梨和也は3月31日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退社し、上田竜也、中丸雄一は個人契約をすることになるという。2001年に結成して以降、紆余曲折あったKAT-TUNの歴史を振り返る。
デビュー前から圧倒的な人気を誇ったKAT-TUN
KAT-TUNは、2001年に亀梨、赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一の6人で結成し、2006年3月にデビュー。ジュニア時代から圧倒的な人気で、2002年8月に開催されたグループ初の単独コンサートには55万件の応募が殺到したことも。
また、赤西と亀梨が2005年1月期に放送された大ヒットドラマ『ごくせん(第2シリーズ)』(日本テレビ系)に出演したことで、グループの知名度は一気に拡大。さらに、亀梨は同年10月期に放送されたドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で共演した山下智久とのユニット・修二と彰として、ドラマ主題歌の「青春アミーゴ」をリリース、ミリオンセラーを達成し、世間の注目を集めた。
そして、2006年3月にはCDデビュー前のアーティストとしては史上初めての東京ドーム公演を開催。その直後にはデビューシングル「Real Face」を発売し、ミリオンセラーを記録、その後も東京ドーム8日連続公演という偉業を果たすなど、順調なすべりだしを見せた。
赤西、田中、田口が脱退し、グループ充電期間へ
デビュー後も人気がうなぎ登りのKAT-TUNだったが、2006年10月に赤西がアメリカ・ロサンゼルスへ語学留学のため無期限の芸能活動休止を発表すると、ここからグループに暗雲が垂れこめる。翌年の2007年4月にグループ復帰するものの、2010年7月には脱退と本格的ソロ活動開始を発表し、KAT-TUNは5人体制で新たなスタートを切ることになった。
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そして2011年にはデビュー5周年を記念してグループ初の5大ドームツアーが同年に起きた東日本大震災の余波を受け延期するも、2012年には6作目のアルバムは発売やコンサートツアーを開催。
5人で順調に歩みを進めていたが、2013年9月にジャニーズ事務所が田中との専属契約を“度重なる事務所のルール違反行為があったこと”を理由に解除したことを発表。田中は10月にKAT-TUNからも脱退することになった。
田中脱退後は、亀梨、田口、上田、中丸の4人体制で活動していたが、2015年11月には、田口が生放送の音楽番組で2016年春にグループを脱退、事務所退所を発表。田口脱退後、亀梨、上田、中丸の3人体制になったKAT-TUNは、2016年4月からデビュー10周年記念3大ドームツアーを開催。5月1日の東京ドーム公演を最後にグループとして充電期間に入り、それぞれソロ活動に専念することになった。
15周年で安定した人気を誇るも中丸が活動休止
その後、亀梨、上田、中丸はそれぞれソロとして活動の幅を広げ、2018年1月には1年8か月の充電期間を経て、KAT-TUNが再始動。紆余曲折を経て、再び集結した3人だけに、ファンは“どんな逆風にも負けないし動じない”そんな強い絆を感じていたという。
脱退した田中が2017年5月に大麻所持の疑いで警視庁渋谷署に現行犯逮捕されたり、 田口が2019年に大麻取締法違反の罪で起訴されたりする中でも、3人は着実な活動を見せ、2021年にはデビュー15周年を記念した全国ツアー開催や『NHK紅白歌合戦』初出場など、事務所の中堅グループとして安定的な人気を固めていく。
だがそんな中、何度目かの“トラブル”が彼らを襲うことになる。2024年1月に結婚を発表した中丸が同年8月、週刊誌に女子大学生とホテルで密会していたことを報じられ、自ら芸能活動を謹慎することになったのだ。2025年1月3日、中丸は活動を再開することを発表していたが、まだKAT-TUNとして3人の姿を見せたり、テレビなどの露出はない状態で、今回のKAT-TUNの解散が発表された。
デビュー20周年を前にして、大きな決断をしたKAT-TUN。STARTO ENTERTAINMENTによると、3月31日に解散はするが、メンバーの希望により、近い将来、ファンと会える場所を作るべく、現在調整中だという。突然の発表に悲しむファンにとって、KAT-TUNの最後の姿を見届けられることは、わずかながらも救いかもしれない。