料理・レシピ

“町中華の伝道師”坂ノ上茜が紹介する餃子の名店 100店から厳選した3つは?

鎌倉最古のレトロ町中華「千里飯店」

「50年以上続く、鎌倉最古の昭和レトロな町中華。昔の看板が飾られていて店内にいるだけで楽しい気持ちに。“昭和元祖”な、やや小ぶりの餃子は、薄皮でパリッとしているのが印象的です。餡に味がしっかりついていて、国産ニンニクの香りがふわっと広がります。私は食いしん坊なので、一皿はあっという間になくなっちゃいます(笑い)」

「うす皮餃子」
「うす皮餃子」(5個450円)
写真9枚

【Point】蒸してから水を捨てる

油をひかずに餃子を並べ、たっぷりの水を入れてから火をつける(最後まで強火)。蓋をして3分ほど蒸してから水を捨て、3分ほど焼いて完成。生のままでなく、冷凍してから焼くと形が崩れにくい。

◆「千里飯店」

ネイビーのTシャツを着た男性
「国産ニンニクで香りがいい!」
写真9枚

神奈川県藤沢市南藤沢3-3
営業時間:月~土11時~15時半、17時半~2時、日11時~21時
定休日:無休

約100年続く老舗のビッグ餃子「珍来」

「大きくて具がぎっしり入った餃子。肉汁があふれ出るほどジューシーながら、野菜がたっぷり入っていてさっぱりと甘みがありおいしいです。珍來は約100年続く珍來総本店のチェーン店で、麺や餃子の皮は統一されていますが、味付けなどは各店舗に任されているのが特徴。それぞれのお店に個性があるというのも面白いなと思いました」

「餃子」
「餃子」(5本500円)
写真9枚

店主が勧める“家庭での食べ方”は、「タレ代わりにカレー粉をつける」。少しつけるだけで食欲をそそる味変に(お店では提供なし)。

カレー粉
家での味変にカレー粉がおすすめ
写真9枚

【Point】溶かしたラードをかける

餃子を焼いている
溶かしたラードでジューシーに
写真9枚

赤身の多いひき肉ではなく、脂が多めの豚ひき肉を使用。焼くと脂が溶けて肉汁たっぷりに。餃子を蒸したあと、溶かしたラードをかけて焼き、さらにジューシーに仕上げる。

◆「珍来」

「珍来」の外観
「珍来」の外観
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東京都足立区西綾瀬2-23-30(五反野店)
営業時間:11時~22時
定休日:水曜

◆女優・坂ノ上茜
1995年生まれ、熊本県出身。2015年デビュー。2月20~26日、試験紙プロデュースの舞台『some day』(新宿・シアターサンモール)に出演。「お芝居に向き合える時間がありがたい」と話す。

撮影/菅井淳子、玉井幹郎 ヘア&メイク/つばきち 取材・文/辻本幸路

※女性セブン2025年3月6日号