ライフ

《元気なシニアが実感した「やめてよかったこと」》節約、資産運用、テレビ、人間関係、下の世代への援助など…「もういい年だからと制約すること」をやめれば、人生が変わる

面倒な人間関係も手放そう(写真/PIXTA)
写真6枚

東京都のIさん(64才)は、友人関係を整理した。

「会うたびに仕事や夫の愚痴ばかり言う友人に辟易していたのですが、私がコロナに感染したのをきっかけに、“うつしたら悪いから”“まだ体調が万全じゃなくて”と理由をつけてフェードアウトしました。向こうも、私の張り合いのない返事がおもしろくないらしく、もう連絡も来なくなってスッキリしています」

熊本県のJさん(75才)はこんな話を打ち明ける。

「昨年、夫が亡くなったのをきっかけに、入っていた新興宗教団体を離れました。もともと夫の上司への義理で入信したものだったのですが、毎年のようによくわからない寄付や集会での奉仕活動などを求められ、ひどいストレスで……。離れたおかげで自由にひとり旅に行けるようになったり、数十年ぶりに信者以外の友人と会うことができ、毎日が本当に幸せです」

もし仕事がストレスになっているなら、潔くやめていい。

「75才まで働く人が増えていますが、女性の健康寿命は75.45才です。元気なうちに自由に使える時間がなくなるくらいならと、60才で早期退職し、アルバイト代と年金で暮らしている人もいます」(三原さん)

関連キーワード

価格表示に関するお知らせ