
野菜の価格の高止まりが続いていることから、関心が集まっている家庭菜園。なかでもプランターでの野菜栽培は、ベランダなどの限られたスペースでもできて、節約にもつながる。女優・滝沢沙織(43才)は野菜栽培を行ったことで、ライフスタイルまで変化したという。
育てて食べて健康に──野菜栽培がいい循環を生む
滝沢が野菜栽培を始めたのは18年前、26才のときだ。

「長野県の友人の家に遊びに行き、バーベキュー用の玉ねぎを畑から取ってくるように言われたんですが、どれが玉ねぎかわからない。パッと抜いてみたら、下仁田ねぎで(笑い)。普段食べている野菜なのに、どうやってできているのかを知らないことを実感し、野菜作りを始めてみたらおもしろいかも、と思ったのがきっかけです」(滝沢・以下同)
現在は都内で2畳半ほどの農園を借り、春からベランダ菜園も再開したという。
「畑ではトマトやなすなど好きな野菜の苗を1苗ずつ買ってきて、自分の食べたいものや栄養のバランスを考えて植えています。多いときで10種類以上の野菜を収穫していますね。いまは10月末に植えたスナップえんどうの花が咲き始めました」
これまで多くの野菜を栽培してきたが、印象に残っているのは大根だという。
「このときは、苗ではなく種から育てたんです。2~3mmの小さな種が、どうしてこんなに大きくなるんだろうってすごく不思議で……。とても感動しました」

しかも、えぐみが少なくてみずみずしい。自分で育てた野菜のため、愛情があるのはもちろんだが、味のよさが格別で、野菜作りがやめられなくなった。
「初心者でも作りやすいのはラディッシュやハーブ系。特にローズマリーはお茶にもスキンケアにも使えます。煮詰めたものを頭に振ってマッサージすると頭皮がすっきりしますよ」
野菜を栽培するようになってから、自分の体の中に入れる食材のことを考えるようになり、ライフスタイルまで変わったという滝沢。そのせいか、風邪もひかなくなったという。
「育てて食べて健康になる。いい循環になっています」
野菜栽培のメリットは、楽しい、おいしい、節約になるだけではないようだ。
◆女優・モデル・滝沢沙織
長野県出身。1999年度ユニチカ水着キャンペーンガールに選出されデビュー。ジュニアファームマエストロの資格を持つ。公式YouTubeチャンネル「滝沢沙織の部屋」も好評。
※女性セブン2025年4月17日号