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【車椅子生活に】安倍昭恵さん「骨盤骨折」で周囲が心配「病院の前にインド旅行を挟む」も重症だった 

車椅子での生活を余儀なくされている安倍昭恵さん
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トランプ大統領の就任式に出席し、台湾総統と面会したと思えば、新宿・歌舞伎町の「トー横」で若者相手に餅つきイベントを開催。“ファーストレディ”時代に輪をかけて活動的なのが、安倍晋三元総理の妻・昭恵さん(62才)だ。

だが、その昭恵さんを困難が襲っている。

「2月に海外から帰国した際、羽田空港で足を滑らせて転倒。病院で検査したところ、『骨盤骨折』と診断されたそうです。けがをしてから1か月経っても、車椅子での生活を余儀なくされていて、周囲からは心配の声が聞こえています」(全国紙社会部記者)

たしかに、3月14日に行われた「日本介助犬協会」の式典には車椅子姿で出席。同26日に来賓として出席した「新宿日本語学校」の卒業式でも同様だった。

「当初、本人はそこまでひどいものだと思っていなかったようで、転倒から病院に行くまでの間に、親族の結婚式のためインドにも行っていたそうです」(前出・全国紙社会部記者)

インド旅行まで行けるのなら、軽症といえるのでは……だが、骨盤骨折は甘く見てはいけない。都内の整形外科医が解説する。

「骨盤骨折には、交通事故のような大きな外力が加わった時に起きるものと、骨密度の低下によって軽微な外力で起きる『骨盤脆弱性骨折』があります。シニア世代、特に骨粗鬆症になりやすい女性は、後者に注意しなければなりません」

骨盤脆弱性骨折は、尻餅をついた拍子や、寝返りをうつといった日常の些細な動作で起きることもあるという。

「大きな骨折ではないため、ヒビなどがレントゲンに映りにくく、診断がしにくい側面があります。また、症状も腰や臀部、股関節の痛みの他に、下肢の神経症状として現れることがあるため、余計に診断を難しくしています」(前出・整形外科医)

およそ2か月で症状は改善するものの、根本的に「骨が脆い」状態に陥っている場合、リスクは続く。

「骨折が連鎖したり、動かさない期間が続くことで機能が落ちてしまうため、『骨盤脆弱性骨折』の患者は、1年後に25%が施設に入所しているという調査もあります。しっかりと治すことはもちろん、機能改善のためのリハビリや食事の改善なども含めて総合的に対策をする必要があります。昭恵さんの詳細な病状はわかりませんが、車椅子の期間が1か月以上にも及んでいるように見えますので、より慎重に対応しているのでしょう」(前出・整形外科医)

昭恵さんにも、今後より一層活躍してもらうためにも、まずは治療に専念してもらいたい。