
千鳥足で徘徊、大学は中退
交通事故で怪我を負った彼女は、こともあろうか、自分を救ってくれるはずの看護師に暴行を働き、手錠をかけられることとなった。
広末の“奇行”はこれまでもたびたび目撃されてきた。二十歳だった2001年。当時の交際相手の俳優と東京・西麻布のクラブで朝まで遊んだのちに、泥酔したままでドラマロケ現場の千葉・白浜までの約150キロをタクシーで無賃乗車した。タクシー料金4万円を持っておらず、途中で何度も下車。最終的に一般人から金を借りて支払ったが、途中の路上でくだを巻いたり、千鳥足で徘徊する一部始終を『FRIDAY』に報じられた。それまで、ショートヘアのキュートなルックスとはじける笑顔で老若男女に好印象な“さわやかアイドル”だっただけに、その姿は衝撃的だった。
歳を重ねるうち、俳優業や歌手業よりも、プライベートの問題が目立っていく。入学時に日本中で話題となった早稲田大学を、わずか3か月で不登校となり、入学から4年後に自主退学。23才でモデル岡沢高宏と“授かり婚”するも、4年後には離婚。30才時にキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏と再婚して、さらに2子を出産するも、2年前の2023年6月にはシェフの鳥羽周作氏とのダブル不倫で、二度目の離婚。所属事務所に芸能活動を無期限謹慎処分にされて、昨年2月には独立していた。
「米」と書かれたバッグ
広末を知る芸能関係者がこう話す。
「俳優としてはこれといった代表作がないと言われていますが、これほど長く第一線で活躍できたのは、彼女が私生活も含めて常に話題を振りまける“昔ながらのスター”だからですよ。彼女の感性はファッションセンスを含め、非常に独創的なものがある。数年前、『女性自身』に毒々しいクモが背中にプリントされたトレーナーを着ている姿を撮られて物議を醸しました。彼女自身が語っていましたが、普通の私服で、もっと変な服装も持っているそうですよ(笑い)
品行方正とは無縁で、だから魅力的というのが芸能界での彼女の評価でした。ただ、時代がそんなキャラを求めていないというのはありますし、今回は交通事故を起こしただけでなく、さらに傷害事件にまでなった。被害者がいる以上、擁護の声は少ないでしょうね。“お騒がせ”だけでは済まない事態ですから、彼女もきっと猛省しているはずです」
現在、静岡県内の留置所にいるとみられる広末。今回の騒動を自身の口でどう語るのだろうか。
