
「初めての国立だぞ! 盛り上がっていけんのか?」、「幸せになりたい人〜! ここにいる7万人とおれたち9人で幸せになろうぜ!」。東京・国立競技場のステージで9人組アイドルグループSnow Manの面々が力の限り叫んだ──。
4月19、20日、彼らにとって初となるスタジアムライブ「Snow Man 1st Stadium Live〜Snow World〜」が開幕した。
「旧ジャニーズ時代から振り返ると、新旧を含めて国立競技場でのライブを開催したのは、SMAP、嵐以来3組目となります。彼らの動員力は名だたる先輩たちと“同等”と見られています」(音楽関係者)
6月に開催予定の日産スタジアム公演とあわせて、全2会場4公演で28万人以上を動員する見込みだ。初日となった19日のライブ後には、今回のツアーの演出監修を彼らの“大先輩”が担当したことが発表された。
「松本潤さん(41才)です。Snow Manのメンバーが、国立競技場でのライブ経験が豊富な松本さんに直談判してアドバイスを仰いだそうですよ。松本さんの意見は実践的なものばかりだったそう。たとえば『衣装をもっと目立つように』とのアドバイスにより当日に衣装の色を変更したり、『国立競技場では、いつもの声のトーンだと聞こえにくいかもしれないから、トーンを下げるように』といったものもあったようです」(前出・音楽関係者)
国内で最大級のキャパシティーを誇る国立競技場。そこで嵐は2008年から6年連続でライブを開催してきた。コロナ禍により無観客となったが、2020年にも新しくなった国立競技場でアーティストとして初の単独公演を行い、配信を実施した。嵐にとって国立競技場はまさに聖地。今回のSnow Manのライブでも、“嵐っぽさ”を感じる演出が随所にあったという。

「どの客席からも見えやすいようにメンバーが横一列のゴンドラに乗り、それらが上下に動くといった演出は、この会場を知り尽くした松本さんだからこそのアイディアです。ほかにも、メンバーカラーの花火を高く打ち上げたり、日没時間を計算した上で、メンバーをほんのりと照らす照明の演出なども、嵐のコンサートで見られたものでした」(前出・音楽関係者)
松本の演出の手腕は広く知られ、嵐のステージでは、観客の頭上を移動する舞台“ムービングステージ”を考案。「松本演出塾」を開いて、後輩たちに演出のエッセンスを教えていたこともある。
「Snow Manでも岩本照さん(31才)と深澤辰哉さん(32才)、阿部亮平さん(31才)は、松本さんの自宅を訪れて、演出の勉強をしたことがあるそうです。現在、松本さんはすでに事務所を退所している身。それでも、かわいがってきた後輩のためにひと肌脱いだのでしょう」(芸能関係者)
実は今回、Snow Manのライブ初日を会場で見守った嵐のメンバーがもう一人いた。
「櫻井翔さん(43才)が来ていたんですよ。嵐イズムが注入された後輩たちの晴れ舞台を見て、感じるところがあったのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
そうなると期待せずにはいられないのが嵐の再集結。国立競技場でもう一度華麗なステージを見せてくれたなら……後輩たちにも大いに刺激になるはずだ。
※女性セブン2025年5月8・15日号