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【嵐・解散発表の内幕】発表4日前に相葉雅紀がスタッフを緊急招集して最終確認 ライブ開催は2024年初頭に計画が始まっていた 

来年春頃のコンサートツアーの開催と事実上の解散を発表した嵐の5人(公式HPより)
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活動休止から4年半。ついに再始動を発表した国民的アイドル。しかし、喜びもつかの間、5人との再会を待ち望んだファンの歓声は落胆に変わる。「嵐」解散──これまで固い絆で結ばれていた5人は、なぜ別々の道を歩む決断を下したのか。【前後編の前編】

5月6日の午後6時過ぎ、嵐による突然の発表にファンは喜びと悲しみの両方を一気に味わった。

《皆様お久しぶりです。嵐です》

そんな挨拶で始まったファンクラブ会員向けの動画に、メンバー5人が出演。緊張感のある面持ちで左端に立つ櫻井翔(43才)が話し始めた。

《これまで支えて下さったファンの皆さんに直接感謝の思いを伝えるために、私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春頃に予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます》

動画では、相葉雅紀(42才)がセンターに立ち、その両脇を二宮和也(41才)と大野智(44才)がはさみ、右端には松本潤(41才)が立った。待ちに待った活動再開と6年ぶりのツアー発表という吉報だったが、

《そして、このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします》

という言葉に、ファンは驚きを禁じ得なかった。

嵐のコンサートの演出を担ってきた松本(2024年12月)
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《1年半ほど前から、折を見て5人で集まりまして、“もう一度嵐として活動する”ことについて話し合いを重ねてまいりました。しかしながら、私たちを取り巻く環境は変化し、それぞれの環境も以前とは形を変える中で、なかなかその答えにたどり着くことは簡単ではありませんでした。

時間をかけて、何度も話し合いを重ね、みんなで出した結論は、もう一度集まって、嵐としてのコンサートを行い、コロナによって叶えられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了するということでした。活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした》

来年5月いっぱいでファンクラブも活動を終えることが報告され、ツアー終了後の事実上の解散が伝えられたのだ。発表の4日前の5月2日の午前、相葉は都内某所の会議室に慌ただしくスタッフたちを集めた。事情を知る芸能関係者が明かす。

「この日、最終的な確認が行われたそうです。嵐は残留組と独立組に分かれているので、共有の打ち合わせスペースがないという事情があるのかもしれません。秘密裏に話したいということもあり、相葉さんが気を使って用意したようですね。

ライブについては2024年の初頭に計画が始まったようです。その夏から5人で集まり、決意を固めていった。ただ、開催時期だけが問題でした。この4月に嵐にとっての聖地・国立競技場でのライブが有力視されていたそうですが、そこには間に合わず、来年の春となったようです。

ライブの話し合いの中で、“完全燃焼したい”“ケジメをつけたい”というメンバーの思いが共有されていきました。この活動再開ライブの後に、再び熱い思いを継続できるわけがない、そんな考えに至り、これで一区切りにしようとなったのです。もちろん、そこには葛藤もありました。特にこだわりが強い松本さんや二宮さんは悩んだ末の答えだったと思います」

(後編へ続く)

※女性セブン2025年5月22日号

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