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【永野芽郁と田中圭の不倫疑惑】なぜLINEのトーク履歴が流出したのか 考えられる3つの流出ルート、有効な防衛策は“アナログな方法” 

3つのLINE流出ルート

ほかにも、LINEの流出ルートは大きく分けて3つあるという。

トーク履歴を送信

これは外部に、これまでのトークのやりとりをテキストデータにして送信し、痕跡も残さない方法だ。

「慣れれば、ものの数十秒で完了できます。LINEアプリを開いたら、必要なトークルームに入る。右上の三本線のマークをタップし、続いて『設定』を押すと『トーク履歴を送信』というメニューが表れます。自分のメアドなどに送信し、履歴を消去すれば痕跡も残りません。端末に残っているトーク履歴のうち、スタンプや写真以外のほぼすべてのやりとりを送ることができます」

ほかの端末で見る

LINEはパソコンやタブレット、スマートウォッチなど別の端末と連携できる機能がある。スマホが必要なのは最初だけ。パソコンなどの別の端末に表示されるQRコードをスマホに読ませて認証させれば、以後、相手のLINEのすべてが見られる。

パソコン版のLINEは画面を閉じると自動的にログアウトされ、ログインのたびにLINEのヘルプセンターからスマホの持ち主に通知が届いてしまう。しかしこれもパソコン版のLINEから「設定」→「基本設定」→「ログイン」で「自動ログイン」にチェックを入れるとログアウトされなくなり、持ち主への通知もなくなる。

「さらに今年3月から、Android搭載のスマホやタブレットをサブ端末として設定できるようになりました。これまでスマホの同期は1台までだったのが、これで、本体のスマホ、別の端末、さらにサブ端末と、計3台で同じLINEがリアルタイムで見られることになるのです」

監視アプリを使う

「保護者が子供のスマホを監視して居場所を把握するためのアプリを悪用するパターンです。具体的には『mSpy』『ペアレンタルコントロールアプリ-モニター』『SPYERA』などの監視アプリを使うと、LINEのやりとりはもとより、通話の履歴や内容、位置情報、周囲の音や写真を撮る機能まであり、すべて筒抜けになります。ただ、本人の同意なく、これらのアプリをスマホに入れることは法に触れる行為なので注意が必要です」

意外にも流出ルートは複数あるようだが、防御術はどうか。

「アナログな方法ですが、スマホのロックを解除したままの状態で絶対に手元から離さないことが重要です。『ちょっとだから』とトイレに立つときなどにロックしないと、その間にトーク履歴が送信されてしまったり、他デバイスからLINEにログインされ、気づかなければ永続的に筒抜けになるからです」

スマホを操作している女性
スマホのロックを解除したまま手元から離さないことが重要(写真/photo AC)
写真13枚

スマホに備わっている顔や指紋認証、パスコードなどはしっかり設定するのは当然として、自動ロックされるまでの時間は短めにセットしておこう。特に、iPhoneの顔認証機能「Face ID」は、設定画面で「注視が必要」のチェックをオンにしないと、目線を外した状態や寝顔などでも開いてしまう場合があるようだ。

また、高橋さんはLINEの「設定」→「アカウント」→「他の端末と連携」の「ログイン許可」のスイッチをオフにしておき、パソコンやタブレットでの使用を避けることをすすめる。しかし、どれだけ「設定」で防御したとしても、スマホ、そしてLINEのパスコードをクリアされれば、その「設定」も変えられて“丸腰”になる。

「アナログですが、見られたくないLINEの履歴は消すことが最も有効な防衛策かもしれません」

便利なコミュニケーションツールで、大事な関係を失わないように。

※女性セブン2025年5月29日号

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