
だしの旨みとしょうゆのコクが絶妙にブレンドされた万能調味料・めんつゆ。各メーカーがしのぎを削る逸品の中から“本当においしい品”を、こだわり派のプロが厳選した。「盛りそばにはしっかり濃いめのつゆが合います」と話すミュージシャンの池森秀一さんが選んだ、ご当地めんつゆのベストバイ商品を紹介!
風土が育てた郷土の味を食卓で
「47都道府県のそば屋をめぐってわかったのは、つゆの好みは、ご当地の味がルーツになっているということ。私は北海道出身なので、やはりしょうゆが濃い目で、昆布を使ったつゆが好きですね」(池森さん・以下同)

【愛媛】マルトモ「幸せのつゆ 5倍濃縮」
昆布だしががっつり効いたこだわりのつゆ。

「愛媛でだしの素やつゆを作っているメーカーと私が共同で開発した、昆布だしの旨みがしっかり感じられる5倍濃縮のつゆ。おすすめの料理は温かいかけそば。だしの風味がより感じられるはずです!」
【広島】アサムラサキ「麺どろぼう ストレート」
瀬戸内のいりこだしはクセになる味わい。

「いりこは、山陽地方でおなじみのだし。つゆは温度が上がると風味が変化するので、家庭でもつけ汁にした後にそば湯やお湯を足し、薬味を加えて味わってみてください。つゆが2度楽しめますよ」
【長野】丸正醸造「ごまくるみ味噌つゆ」(2倍濃縮)
長野県の名産品くるみを使った濃厚めんつゆ。

「いつものつゆにマンネリを感じたら、このくるみのつゆと2種類を用意して食べ比べもいいですよ。よりおいしくそばやうどんが楽しめます」
【長崎】チョーコー「えびつゆ」(2倍濃縮)
九州産干しえびの香ばしさがふわっと残る。

「このめんつゆの魅力は、最後にほんのりと干しえびの風味が感じられるところ。えびが主張しすぎないので、料理の邪魔をしません」
麺類はもちろん、エスニック料理の調味料としても活躍。
【三重】ヤマモリ「吟御膳 そばつゆ」(ストレート)
創業130余年のメーカーが作るこだわりのつゆ。

三重県桑名市でしょうゆ醸造業を営むヤマモリのつゆ。
「かつお節ベースで飽きがきません。三重県は、実はそばもおいしいんですよ」
【東京】にんべん「みわび 3種のだし香る蕎麦つゆ」(ストレート)
プロが作る味を家庭で再現できる。

「だし感が強く、まさにお店の味。どんな料理にもオールマイティに使えます」
◆セレクトしたのは:ミュージシャン DEEN 池森秀一さん

『このまま君だけを奪い去りたい』でデビューし、ミリオンセールスを記録。「毎日そばを食べる生活」を続ける芸能界きってのそば好き。
※商品価格はすべて編集部調べ
撮影/玉井幹郎 調理・スタイリング/綱渕礼子 取材・文/番匠郁
※女性セブン2025年5月29日号