健康・医療

《50〜60代女性に増加する「スマホ認知症」》スマホを常に操作することで情報の整理整頓ができず「脳のゴミ屋敷化」が進行 物忘れ、判断力や記憶力の低下を招く 

スマホを使用するたびにさまざまな情報が脳に蓄積され、整理できなくなってしまう(写真/PIXTA)
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“スマホ漬け”の生活だと何でもかんでもすぐ検索して自分の頭を使わないうえ、人間関係も希薄になりがちだ。「私はSNSで他者とつながっています」という人もいるが、その効果は少ないと奥村さんは強調する。

「SNSでの交流なんて、人間の認知機能にまったくいい影響を与えません。やはり人間とは対面で会い、相手の表情を見て、五感を使って接するとき、認知症予防に有効な認知予備力が活性化します。SNSのつながりではこの力は養えません。だからこそスマホから離れることが重要です」

スマホ認知症がもたらすさまざまな健康被害を避けるには、「予兆」を意識することが求められる。

「何となく元気がないとか、意欲がわかないといった症状もスマホ認知症の予兆かもしれないので要注意です。ちょっとした心身の異変が、スマホの使いすぎのせいかもしれないと自覚しておくことが重要です」

スマホの保有率は約90%
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スマホの見すぎが目を疲れさせ「老眼」に
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難聴を放置するとボケやすくなる
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※女性セブン2025年5月29日号

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