サポート役が緊急渡米
一方の眞子さんにとって、異国での生活は必ずしも期待通りではなかった。
「圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして海外に拠点を作ってほしいと私がお願いしました」──2021年秋の結婚会見で、眞子さんは渡米に至るまでの道筋を自らが主導したことを初めて明かした。
「結婚後、すぐに海を渡る決断を下したのは、騒々しい日本を離れて、自分の力を試したいとの思いがあったはずです」(小室家の知人)
だが現実はほろ苦かった。渡米直後、世界最高峰のメトロポリタン美術館(MET)で作品解説の仕事に携わるも長くは続かなかった。他方で渡米以来、心の奥底には「子供を持つ」ことへの揺れる思いがあったようだ。
「ようやく手にした自由を楽しみたいとの思いもあったのでしょう。結婚後はすぐ子供を持ちたいとは望まなかったようですが、いつかは……という思いはあったはず。ただし眞子さんは、感情が不安定になったり自分には価値がないと思い込んだりする『複雑性PTSD』と診断されたことを結婚前に公表しており、果たして自分に子供が産めるのだろうかという不安もあったと聞きます」(前出・小室家の知人)

慣れない地で出産をめぐって葛藤するも、体調面などを相談する相手は身近にいなかった。
「2022年秋には、悠仁さまの出産チームの一員だった女医がサポート役として極秘渡し、眞子さんにさまざまなアドバイスを行ったと報じられました。この女医の専門は産婦人科だったため、眞子さん夫妻が近いうちに子供を持つ意向があるのではとの臆測を呼びました」(前出・皇室記者)
夫が忙しない日々を送るなか、職に就くこともなく、日中はマンションでひとり過ごす眞子さん。「こんなはずではなかった」との思いが去来したかもしれない。そんな苦しい状況で、もたらされたのが妊娠という現実だった。
「眞子さんは『アートの仕事をしたい』と、就職をあきらめておらず、博士号取得をめざして大学院に進む計画もあったといいます。ただ今回の妊娠、そして出産で、彼女のライフプランは大きく変化するでしょう」(前出・小室家の知人)
宮内庁は、眞子さんの出産について『女性セブン』の取材に「承知しておりません」と回答した。
(第3回へ続く)
※女性セブン2025年6月5・12日号