
演歌歌手の真田ナオキが歌手デビュー10周年&メジャーデビュー5周年のアニバーサリーを迎え、9月にファースト写真集を発売する。「撮影した写真の約半分が半裸という“問題作”」と紹介され、演歌界でこれだけ脱い歌手はいるだろうか、と話題になっている作品に、真田はどんな意気込みで臨んだのか。真田本人に聞いた。
「昨年末くらいにお話をいただいて、その時点ではまだ構想段階だったんです。僕としても“写真集を撮影するなら、上半身くらいはちょっと見せたりもするのかな”と、なんとなく想像したくらいで。それが年が明けて発売が決定したら、いつのまにかしっかり脱ぐ流れになっていまして(笑)。脱ぐのがイヤじゃないか事前に意思確認があったので、『イヤじゃないです!』とそこは力強く答えました。
脱ぐ・脱がないよりも、写真集のお話が正直にすごく嬉しかったんです。いまの自分を残せて記念にもなりますし、なによりファンの方から“写真集を出してほしい”という声がすごく多かったので、やっと届けられるなって」
約2日間の撮影ではほぼ上半身裸だったそうで、シャワーシーンにはギリギリの限界カットもあるという。
「シャワーシーンはカメラマンさんとふたりきりで、全部脱いだ状態で撮影したんです。撮影前は“本当に脱ぐんだ……”ってすごく恥ずかしかった(照れ笑い)。でも当日には腹が据わって、緊張もなくドーンと飛び込んだ感じです。カメラマンさんが現場の空気を和ませてくださったりもして、楽しく撮影ができました」

推しのカットは、色とりどりの花びらを優雅に浮かべたバラ風呂のシーンだとか。「深紅やピンク、黄色い花びらがバスタブに散りばめられて、すごく幻想的に映って。バラ風呂は経験したこともなかったですし、自分には非現実の世界。めちゃくちゃいい香りもするんですよ。いちばん気に入っています」
バラ風呂では、頬をほんのりピンクに染めて、うっとりした表情も。
「この日は服を着ていない時間が長かったので、湯船で温まって“はぁ、きもちいい~”ってなっている瞬間です。実はその直前がシャワーシーンで、バラ風呂では“やっとちょっとカラダが隠れる!”って。そんな安堵感もありました。結局花びらのサイズでは“あれっ、隠れなくない?”というオチだったんですけど(笑)、いろいろな想い出が詰まっているのもあって、忘れられないシーンですね」
写真集では、外国人モデルと魅せる美しく官能的なシーンも。真田が考える「男の色気」とは――。


取材・文/渡部美也