
じめじめと暑さで食欲が落ちるいまの時期、元気をくれるのは旬の野菜たち。ビタミン補給にもひと役買ってくれるので、夏の養生にもうってつけ。夏野菜のピーマンは、種やわたにもほんのり旨みがあるので、気にならない場合は丸ごと食べるのもおすすめ。旬だからこそ味も旨みも格別な夏野菜で、食卓を彩ろう! 料理研究家・食生活アドバイザー 井原裕子さんに絶品レシピを教えてもらった。
「ピーマンの肉詰めトマト煮」のレシピ
ご飯が肉汁を吸うから肉だねに旨みが凝縮。
《作り方》(2人分)
【1】玉ねぎ50gはみじん切りにして耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で1分加熱して冷ます。
【2】じゃがいも2個は洗って半分に切ったら水気を切らずに断面を合わせてラップで包み、電子レンジ(600W)で5分加熱する。冷めたら皮をむき、手で潰す。
【3】ピーマン6個は上部を切り落として種を除き、切り落とした部分はへたを取って刻む。
【4】ボウルに【1】、刻んだピーマン、合いびき肉200g、冷やご飯100g、牛乳大さじ2、おろしにんにく小さじ1/2、塩小さじ1/3、こしょう少量を入れて混ぜ、ピーマンに詰める。
【5】フライパンに油適量を入れて中火で熱し、【4】の肉面を1分程焼く。無塩トマトジュース1と1/2カップ、オリーブオイル大さじ1/2、砂糖小さじ1、塩小さじ1/2、こしょう少量を加えて火を強め、煮立ったら蓋をして、途中ピーマンの上下を一度返して弱火で12分煮る。
【6】器に盛って【2】を添える。
《Point》

肉だねは空気が入らないよう少しずつ詰めるのがコツ。ピーマンを丸ごと使えば、焼く際に肉がはがれる心配もなし。
「ピーマンと納豆のワンパンパスタ」のレシピ
バターしょうゆ味が食欲をそそる夏の時短メニュー。

《作り方》(2人分)
【1】ピーマン2個は縦半分に切ってから横に細切り、玉ねぎ1/2個は縦に薄切りにする。
【2】フライパンに水2カップを入れ、煮立ったらスパゲッティ160g、玉ねぎ、オリーブオイル小さじ1、塩ひとつまみを加えてほぐしながらゆで汁にスパゲッティを浸す。蓋をして表示通りに弱めの中火でゆでる。
【3】中火にしてピーマンを加えたら水分を飛ばしながら炒め、しょうゆ大さじ1と1/2、バター10gを加えて混ぜる。こしょう少量で味を調える。
【4】器に盛って納豆80gをのせる。にんにくの風味豊かな副菜が火を使わず完成!
《Point》
玉ねぎは甘みを引き出すため先に入れる。ピーマンは後から加え、スパゲッティのゆで汁を飛ばしながら火を通す。
「ピーマンとズッキーニのチーズパン粉焼き」のレシピ
にんにくの風味豊かな副菜が火を使わず完成!

《作り方》(2人分)
【1】ピーマン2個は縦半分に切って種を除き、横3等分に切る。ズッキーニ50gは8mm幅の輪切りにする。
【2】耐熱容器にパン粉15g、粉チーズ・オリーブオイル各大さじ2、塩・おろしにんにく各小さじ1/3、こしょう少量を混ぜ、【1】を加えて混ぜたらオーブントースターで10分程焼く。