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ピーマンの苦味を軽減する方法があった!「縦に切ってじっくり加熱」野菜ソムリエプロが教える調理のコツ

切ったピーマン
夏バテ予防にもいい栄養が詰まっているピーマン(Ph/photoAC)
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これから暑くなる時期に旬を迎えるピーマンは、栄養満点の野菜です。野菜ソムリエプロの福島玲子さんは「疲労回復効果のあるピーマンは、夏バテ予防だけでなく、美容にもうれしい成分がたっぷりです」と話します。詳しい栄養価と、栄養をたっぷりとれるおすすめのレシピ、さらに苦味を抑える調理法を教えてくれました。

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苦味にも健康効果!ピーマンの豊富な栄養

緑黄色野菜のピーマンは栄養が豊富。独特な苦味成分も栄養素と関連しているんです。

ピーマン
緑黄色野菜のピーマン(Ph/photo AC)
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ビタミンCが豊富!1.5個で1日の必要量に

ピーマンはビタミンCを豊富に含んでいます。1日のビタミンCの摂取目安量は、成人の男女ともに100mg。日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、ピーマン1個あたりの可食部には76mgのビタミンCが含まれています。つまり、ピーマン1.5個分で1日に必要な量が摂れるほど、ビタミンCが豊富なんです。

ビタミンCは風邪予防に加えて、コラーゲンの合成に関わるビタミンなので、ストレスから体を守ったり、シミやシワの予防効果もあります。

ピーマンの苦味の正体にも栄養がたっぷり

ピーマンの苦味は、ポリフェノールの一種であるクエルシトリンと、香り成分のピラジンによるものだと最近の研究でわかってきました。

焼きピーマン
種とワタごと食べる調理法がおすすめ(Ph/photoAC)
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クエルシトリンは、新陳代謝を高め解毒作用を強める栄養で、弱った胃に働きかける効果もあるそうです。一方のピラジンは、血行促進や冷え性改善効果、脳をリラックスさせる効果が期待できます。ピラジンは種とワタに多く含まれているので、丸ごと焼いたり、煮浸しなどにすると効率よく摂取することができます。

抗酸化作用やむくみ解消など美容にうれしい効果も

ほかにも、ヘスペリジンという栄養素もピーマンに含まれています。ポリフェノールの一種でビタミン様物質の中のビタミンPとも呼ばれており、こちらも抗酸化作用が期待できます。中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させて善玉コレステロールを増やす作用があり、さらに、ビタミンCの吸収を促進する作用もあります。

緑ピーマンと赤ピーマン
β-カロテンは赤色のピーマンがより豊富に含んでいる(Ph/photoAC)
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抗酸化作用の強いβ-カロテンも多いです。これは緑色のピーマンにもたくさん入っていますが、赤色のピーマンにはさらに30倍以上も含まれています。

むくみを解消するカリウムや、造血作用のある葉酸なども豊富に含まれているので、旬の季節にこそ栄養たっぷりのピーマンを召し上がっていただきたいです。

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