
この夏スタートした新ドラマ『ロンダリング』(カンテレ/毎週木曜深夜0時15分~)に出演中の、橋本涼。これまでドラマ出演も多く、俳優として着実にステップアップしている一方、所属グループ『B&ZAI』のボーカルとして初のアリーナ公演を成功させた。俳優、そしてアイドルとしての橋本の“いま“を聞いた。
新ドラマ『ロンダリング』では“謎の男”役に挑戦
社会の闇に消された人々の非業の死の真相に迫るドラマ『ロンダリング』。橋本涼が演じるのは、半グレ集団の幹部P.J.。
「このような役をいただけて本当にうれしかったです。見た目はエクステを付けていたりかわいい雰囲気なんですけど、中身は相手との距離を急に詰めるとか、芝居で人間的な部分が“壊れた”感じを出すように意識しました」
主演は事務所の先輩で、なにわ男子の藤原丈一郎。撮影ではストレートに感情をぶつけ合えたと胸を熱くする。
「丈くんと最終話でガッツリ対峙するシーンがあるのですが、あのときは2人とも“アイドル”の姿ではなかったです。役者と役者で芝居のキャッチボールができた感じがしてうれしかったなぁ。普段、丈くんは優しい方。でも、譲れないものがあるときは、きちんと言葉にして明確に伝えてくれるところが素敵です」
藤原が扮する、死者の声が聞こえる緋山鋭介が事故物件を掴まされたことから始まるストーリー。実は自身も似た経験があるそう。
「以前、ドライブである廃墟に行ったことがあって。それ以来たまにキッチンやお風呂で音が聞こえるんですよ…! いまの部屋は、調理スペースが広いところが気に入って選びました。鉄のフライパンを育てているので、コンロはガスであることが物件選びの条件!」
「今夏は仕事に全力投球!大好きなバーベキューはおあずけかな」
「ありがたいことにB&ZAIの公演やフェス出演があるので忙しくなりそうですが、釣りだけは行きたい!かっちゃん(本高克樹※高は正式にははしごだか)と早朝から海に出て一緒に魚さばいて、お腹いっぱいで昼寝をすれば、午後からは仕事ができて充実した一日になりそう!」
「アイドルと役者、100:100のバランスが理想です」
「いろんなことに挑戦させていただけるのが、この仕事の楽しいところ。俳優の仕事でグループに還元したい気持ちももちろんあります。“この役だったら橋本涼しかいない”と言っていただける役者になりたいです」
「B&ZAI初アリーナでグループに自信が持てました」
「アリーナ2DAYSは、『この8人なら大丈夫』と自信が持てたことがいちばんの収穫。ローラーを履いたのはリハ場で滑る振りをしていたら、演出担当のかっちゃんに『やってくれる?』と言われたから。喜んでもらえたならよかったです」
取材・文/小泉咲子 ヘアメイク/山田あんり(ビーム) スタイリスト/盛安敏子(TOCO) 衣装協力/AKUSE-ONE、THE BIG APPLE WEST
※女性セブン2025年7月24日号