丸ごと
炊いたり、漬けたりする料理には、梅干しを丸ごと使うのが正解。旨みが出るので種は除かず使うのがポイント。
「梅干しとたこの炊き込みご飯」のレシピ
おかわりが止まらない!たこ×梅の相乗効果で夏の疲労回復に。

《作り方》(2人分)(2合分)
【1】米2合は洗って30分ほど水に浸け、ざるにあげて水気を切る。
【2】酒大さじ1、しょうゆ小さじ1に計2カップになるよう水適量を足す。
【3】鍋に【1】を入れて【2】を注ぎ、昆布(5cm角)1枚、梅干し2個、せん切りにしたしょうが1片分を加える。ふたをして中火にかけ、煮立ったら弱火にして12分ほど炊く。火を止め、そのまま10分ほど蒸らす(炊飯器の場合は、機種に合わせて炊き込みご飯モードなどで炊飯する)。
【4】フライパンにごま油大さじ1/2を中火で熱し、5mm幅のそぎ切りにしたゆでたこ150gを入れてさっと炒め、塩少量を振る。
【5】【3】に【4】を加え、梅干しをほぐしながら種を除き、ざっくりと混ぜ合わせる。
「ししゃもと梅干しのオイル漬け」のレシピ
少しずつ崩して食べる幸せ梅の旨みを吸ったオイルもごちそう。冷蔵で5〜7日保存可能。

《作り方》(2人分)(作りやすい分量)
【1】にんにく2片は縦半分に切り、包丁の腹で潰す。
【2】小さめのフライパン(直径約20cm)にオリーブオイル大さじ1、【1】を入れて中火にかけ、にんにくの香りが立ったらししゃも10本、梅干し3個を並べる。ししゃもがかぶるくらいまでオリーブオイル適量を注ぎ、5分ほど煮て、輪切り唐辛子1/2〜1本分、ローズマリー2〜3枝を加えて火を止める。
【3】そのまま冷まし、保存容器に移して冷蔵庫でひと晩以上漬ける。

◆教えてくれたのは:梅干しの達人・吉田愛さん

料理家、きき酒師。作りやすくておいしい和食や手軽なおつまみに定評がある。著書に『和気藹々 海鮮つまみ』(成美堂出版)など。
撮影/深澤慎平 取材・文/岸綾香
※女性セブン2025年8月14日号