
食物繊維やたんぱく質が豊富で、血液をサラサラにするナットウキナーゼのほかビタミンKやイソフラボンなど女性の体を元気にする栄養素が詰まった納豆は毎日食べたい「腸活食材の王様」でもある。ただし、いつも同じ食べ方では飽きてしまうもの。そこで栄養価をさらにアップする最強のレシピを料理研究家の沼津りえさんがたっぷり教えてくれた。この猛暑を納豆パワーで元気に乗り切って!
メイン&いつもの料理が激的変化!簡単パワーおかず
「納豆に少ない、ビタミンCやβ-カロテンなどの栄養素を含む食材を組み合わせると、栄養のバランスがアップ。調理に油を使うと、ビタミンの吸収がよくなりますよ」(沼津さん)
「納豆そぼろのレタスカップ」のレシピ
にらの風味がアクセント。野菜もたっぷり摂れる。

《作り方》(2人分)
【1】フライパンにごま油小さじ1/2、にんにくみじん切り5g、ねぎみじん切り20gを入れ、中火でよく炒める。
【2】豚ひき肉100gを加え、強めの中火で水分が飛ぶまでしっかりと炒めたら、塩・こしょう各少量を振る。
【3】砂糖小さじ1、みそ小さじ2を加えてよく混ぜ合わせたら火を止め、納豆(大粒)1パックとにらみじん切り10gを加えて混ぜ合わせる。
【4】皿にレタス4枚をのせ、上に【3】を盛る。
「肉巻き納豆」のレシピ
豚肉と青じそでさっぱりと。ひきわりが巻きやすい。

《作り方》(2人分)
(6個分)
【1】豚肉(しゃぶしゃぶ用)約200gは、3枚ずつ重ねて置き、塩・こしょう各少量、片栗粉適量(全体で小さじ4目安)を薄く振る。その上に青じそ12枚を2枚ずつ広げ、納豆(ひきわり)2パックを等分にのせて巻く。同じものを6個作り、片栗粉適量をまぶす。
【2】熱したフライパンにサラダ油小さじ1を入れ、【1】を全面焼く。
【3】しょうゆ・砂糖・水各大さじ1を合わせて回しかけ、絡める。
【4】皿に盛り、半分に切ったミニトマト適量を添える。
「納豆ポテサラ」のレシピ
隠し味の砂糖が納豆とマヨの旨みをまとめる。

《作り方》(2人分)
【1】じゃがいも2個(200g)は一口大に、にんじん20gはいちょう切りにして耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけたら電子レンジ(600W)で3分~3分30秒加熱する。きゅうり1/2本は薄切りにして、塩少量を振る。ハム20gは1cm幅に切る。
【2】【1】のじゃがいもを粗くつぶし、マヨネーズ大さじ2、酢小さじ1、砂糖小さじ1/2、塩・こしょう各少量を加えたら、全体を混ぜ合わせる。
【3】【1】のきゅうりの水気を絞り、ハム、納豆(大粒)1パックとともに【2】に加え、混ぜ合わせる。