気象庁が東京都に熱中症警戒アラートを発表した8月上旬、朝9時前にもかかわらず30℃超の猛暑の中、都心を歩く親子の姿があった。
「母親は先を行く2人の子供に目を配りながら、かわいらしい赤ちゃんを抱っこして、もう1人をおんぶして歩いていました。4人の子供を連れて颯爽と歩く様子はベテランママのようでした。ただビックリ仰天したのが、そのママの顔を見ると、女優の宮崎あおいさん（39才）だったんです」（目撃した人）
2008年公開の映画『陰日向に咲く』で共演した岡田准一（44才）と2017年末に結婚した宮崎は、2018年10月に第1子となる長男を出産。夫婦連名での出産報告には、祝福の声が相次いだ。2020年に一部メディアが宮崎の第2子妊娠を報じたが、以降、出産に関する報道はない。
「実は今年、宮崎さんは“4人目”のお子さんを出産されたんです。いつのまにか4人のママ。変わらずきれいですが、よく4人を連れて外出しているようですよ」（宮崎の知人）
宮崎は継続的に映画やドラマ、そしてCMの仕事をこなし、産休や育休を取得していない。広告代理店関係者が明かす。
「宮崎さんは、出産前後も可能な限り仕事を続けていたようです。すでにお腹が目立つ今年のある時期にも撮影を行っていました。宮崎さんの体調を優先して撮影が進められ、お腹が映らないバストアップのカット中心で構成されました。どうしても全身のカットが必要なところは、衣装を工夫したり映像編集で調整したんです。そして産後すぐのタイミングで、また別のCM撮影に臨んだと聞いています。産後とは思えない、スレンダーなスタイルで現場入りしたそうですよ」
現在放送中のマクドナルドのCMで、宮崎と初めて共演した広瀬すず（27才）は、「（宮崎さんは）きれいすぎません？ ちょっとドキドキしながら、なんかうれしいなと思ってました」と感想を語った。
「このCMで2人は姉妹を演じていますが、実年齢で一回り以上離れているようには見えません。それだけ宮崎さんのお肌はピチピチだし、相変わらずのキュートさだと評判です。4人の母親と聞いて驚きの美貌とスタイルですよね」（前出・広告代理店関係者）
10月からは、テレビ朝日系の連続ドラマに出演する宮崎。8月下旬にはクランクイン予定だが、役作りは万全なのだとか。さらに来年1月から放送されるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟！』でも主要キャストを演じる予定で、撮影の時期がテレ朝のドラマと重なることもあるという。
産後の体には大きな負担となりそうだが、そんな妻をサポートしているのが夫の岡田だ。2023年11月に旧ジャニーズ事務所を退所して個人事務所を立ち上げた岡田は、自分のペースで仕事を選べるようになったことで、育児や家事を担当する時間が増えたという。
「ふたりは“どちらかが仕事のときは、もう片方は家事と育児を担う”という取り決めをして、お互いの仕事が重ならないように調整しているそうです。子供の送迎も、行きが宮崎さんなら帰りは岡田さんと、うまくバランスをとって“リレー”ができています。4人目ともなると岡田さんも慣れたもののようで、宮崎さんも安心して育児を任せているのだと思います」（芸能関係者）
夫婦で協力し合って、家庭と仕事のバランスをとっているようだが、それでも決して当たり前だとは思っていない。俳優業だけでなく、ブラジリアン柔術の黒帯を取得し、ジークンドーなどのインストラクターの資格を持つ岡田は、格闘技の練習に励む中で、家族への感謝を常に口にしてきた。自身のXでも、
《忙しい中でも練習に行かせてくれる家族に感謝。最近は神だと思っている。感謝しても足りない》
と胸の内を綴っていた。
宮崎は家族の存在が仕事の原動力になるとも感じているようだ。『家庭画報』（2023年11月号）のインタビューで、《私にとってベースは家族》として、《子どもたちの成長を見ているのが楽しいですし、今はそこがいちばん大事です。大切なものが落ち着いて整って幸せだからこそ、お仕事にも集中できる》と明かしている。
大切なものが整って順調に女優活動を再開した宮崎だが、一方の岡田も主演とプロデューサーを務めたアクションドラマ『イクサガミ』が11月からNetflixで配信され、来年には主演映画の公開も予定されている。
「多忙なふたりですから、どうしてもどちらかのワンオペ育児になりがち。でもそんなときは限界を迎える前に、宮崎さんのお母さんやベビーシッターの協力を仰ぐこともあるそうです。お母さんは、4才で子役デビューした宮崎さんを公私にわたってサポートしてきました。いまは頼れる“ばあば”となって、育児もお手伝いしているようですよ」（前出・芸能関係者）
一家は「5億円豪邸」とも報じられた都内の自宅で暮らしている。建設当時、岡田は子供にのびのび育ってほしいとの考えから、敷地の半分を使って広大な庭を造ったという。6人家族──幸せな“V6”を築いているようだ。
※女性セブン2025年8月21・28日号