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愛子さま、悠仁さまの成年式の祝宴を欠席 イレギュラーな事態に広がる波紋、背景には雅子さまと紀子さまの平成時代からの“宿縁”があるのでは…との指摘も

成年式の『加冠の儀』に出席された後、新潟県に向かった愛子さま(2025年9月6日、撮影/JMPA)
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無事、滞りなく終えられた悠仁さまの成年式。将来の天皇へ向けて、国母が慈愛のまなざしを向けられたが、9月6日の夜に帝国ホテルで行われた祝宴に、愛子さまが現れることはなかった。背景にちらつく、兄嫁と弟嫁の32年にわたる積年の“因縁”とは──。

「愛子さまは、成年式の中心的な行事である『加冠の儀』に出席された後、水色のパンツスーツに着替えられ、足早に東京駅へと向かわれました。7日からの新潟でのご公務のため、新幹線に飛び乗って行かれたのです。

とはいえ、帝国ホテルから東京駅までは車で10分もかかりませんし、最終列車に及ぶような時間帯でもなかったのですが……。もちろん愛子さまが独断で祝宴を欠席されることはありませんから、最終的には両陛下のご判断によるものだと思われます。いささか、天皇家と秋篠宮家との“距離”が感じられる光景でした」(宮内庁関係者)

ただ、愛子さまにとって今回のご公務は、何にも代えがたいものだった。

「愛子さまは災害関連のご公務を何よりも大切にされている。今回は日本最大級の防災イベントである『防災推進国民大会』に参加されるほか、2004年の新潟県中越地震の復興状況を視察されるとあって、祝宴よりも優先されたのでしょう。

紀子さまにとっては、悠仁さまの慶事の最中に、愛子さまが国民の注目をさらってしまうことは不本意だったでしょうが……。実際、現地は愛子さま一色で、長岡駅では見送りに訪れた人々が駅前のロータリーにおさまらず、大通りにまで人があふれるという熱狂ぶりでした」(皇室記者)

皇室では40年ぶりの成年式という悠仁さまの慶事。その祝宴を、天皇家の長女である愛子さまが欠席されるというイレギュラーな事態に、関係者の間では波紋が広がっていた。

「日程のバッティングが発表されたとき、庁内では衝撃が走りました。何しろ、将来の天皇、そして秋篠宮家にとっての一世一代のお祝い事ですからね。天皇ご一家と皇嗣ご一家に仕える双方の職員たちの間で、うまく意思疎通が取れていないことも理由の1つだったようですが、その背景には、雅子さまと紀子さまの平成時代からの“宿縁”があるのではと、指摘する声すら上がったのです」(別の宮内庁関係者)