
9月6日から8日にかけて新潟県を初めて訪問された天皇家の長女・愛子さま。3日間のご滞在で多くの県民と交流された愛子さまの耳元には、英国王室とも縁の深い、上品な真珠のイヤリングが輝いていた――
「ロングの髪の毛をひとつにまとめることが多い愛子さまですが、8日に小千谷市の『錦鯉の里』をご訪問された際には髪の毛をゆるく巻き、ハーフアップにしたスタイルでした。耳元で揺れる繊細なパールのイヤリングが、この日のヘアスタイルによくお似合いで、愛子さまを一目見ようと駆けつけた県民たちからは『きれいだね』と感嘆の声が漏れる場面もありました」(皇室ジャーナリスト)
英王室由来の伝統

新潟では連日、関心の深い防災や被災地復興にまつわるイベントや視察に明け暮れた愛子さま。”ライフワーク”ともいえるご活動の間、イヤリングやネックレス、ブローチに至るまで、身に着けるアクセサリーはパールで統一されていた。愛子さまがご公務でパールを好まれる背景には、美智子さまから受け継がれる女性皇族の伝統があるという。
「日本の皇室とパールのルーツは英王室にあるといわれています。英王室の女性は慶事から弔事まで多くの場面でパールを着用されますが、中でもエリザベス女王はパールを特に好まれ、公私問わずよくご愛用になっていました。
1975年に日本政府がエリザベス女王に贈った真珠はネックレスとなり、2022年にキャサリン妃がエリザベス女王の国葬でお召しになるなど、いまでも王室内で受け継がれています。エリザベス女王と親交が深かった美智子さまも、ご公務ではパールをよくお選びになっており、いまや日本の皇室を象徴するジュエリーとなって女性皇族に浸透しています」(前出・皇室ジャーナリスト)
愛子さまに受け継がれるパール
パールを愛用されるのは、美智子さまだけではない。
「雅子さまも、外交官として働かれていた頃からパールを愛用していました。それだけに、皇太子妃時代からご公務の内容やTPOに合わせて、上手にパールをファッションに用いられています。雅子さまとはアクセサリーや服装を合わせた”リンクコーデ”でお出ましになることも多い愛子さまですから、雅子さまのアクセサリー選びも大いに参考にされているはずです」(前出・皇室ジャーナリスト)

美智子さまから雅子さま、そして愛子さまに継承されているパールを用いたファッション。伝統息づくパール使いだが、愛子さまならではのこだわりも光っているという。
「雅子さまは大きめで存在感のあるゴージャスなパールをよくお選びになりますが、一方の愛子さまは、いまの流行に合わせた小ぶりで華奢なタイプを好まれています。8日のご訪問でも7mm程の小粒でかわいらしい印象のパールが、愛子さまの若々しく爽やかなイメージにとてもよく合っていました。、愛子さまの好みやご自身の年齢に合わせて、サイズやデザインを選ばれているのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
「錦鯉の里」からの帰り際には、集まった園児たちと膝を折って視線を合わせ、お話された愛子さま。国民へ寄り添う若きプリンセスのお姿は、耳元のパールの輝きとともに、新潟県の人々の心に深く刻まれたことだろう。







