
もやしは家計にやさしいだけでなく、低カロリー&低脂質、包丁いらずで調理できる超優秀食材。クセのない味わいはどんな料理にもなじむ。コスパ抜群でレンチン調理のお手軽レシピと、もやしをレンチン調理するときのコツを料理研究家の池田美希さんが教えてくれた。
水気を拭き取るひと手間が大事!
「もやしは水分が出やすいので、レンチン加熱後、ざるにあげてキッチンペーパーで水気を拭き取ります。このひと手間で、和えものやサラダの味が薄まりません」(池田さん)

「もやしのしょうが肉巻き」のレシピ
片栗粉の効果で水っぽくならない。しょうががピリッときいている。
《作り方》(2人分)
【1】しょうが1片はせん切りにする。かいわれ菜1/2パックは根元を切り落とし、半分に切る。
【2】豚ロースしゃぶしゃぶ用肉8枚は塩少量、片栗粉大さじ1を振り、水洗い後、水気を切ったもやし1袋、しょうがを等分にのせて巻く。
【3】【2】の巻き終わりを下にして耐熱皿に並べ、焼肉のたれ大さじ3を回しかける。ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で火が通るまで5~6分加熱する。肉にたれを絡めて器に盛り、かいわれ菜を添える。
「もやしとはるさめのビビンバ風」のレシピ
辛旨の味つけで大満足の食べ応えに。

《作り方》(2人分)
【1】きゅうり1/3本は縦半分に切ってから斜め薄切りにする。はるさめ40gはサッとぬらし、長ければ半分に切る。
【2】耐熱容器に水1/2カップ、はるさめ、水洗い後、水気を切ったもやし1袋を入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で5分加熱する。ざるにあげて水気を切る。
【3】ボウルにコチュジャン大さじ1、しょうゆ・酢各大さじ1/2、ごま油・砂糖各小さじ1、にんにくすりおろし少量を入れて混ぜ、【2】を加えて和える。
【4】器に盛り、キムチ30g、きゅうりをのせる。
「もやしとハムのラー油和え」のレシピ
シンプル副菜はしっかり水気を拭くのがおいしさの決め手。

《作り方》(2人分)
【1】ハム2枚は横半分に切ってから縦1cm幅に切る。耐熱皿に水洗い後、水気を切ったもやし1袋を入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で3分加熱する。
【2】ざるにあげ、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る。
【3】ボウルに塩小さじ1/4、ラー油・ごま油各小さじ1を入れて混ぜ、【1】、【2】を加えて和える。
「もやしシュウマイ」のレシピ
皮を使わず糖質オフ。シャキシャキ食感も楽しい。

《作り方》(2人分)
【1】もやし1袋は水洗い後、水気を切り、バットに出して手で握って折る。
【2】ボウルに豚ひき肉200g、片栗粉・酒各小さじ2、しょうゆ・ごま油・しょうがすりおろし各小さじ1、塩・砂糖各小さじ1/3、ホールコーン50gを入れてよく混ぜる。
【3】【2】を8等分にして丸め、片栗粉大さじ1、【1】の順にまぶしたらぎゅっと握って密着させる。残ったもやしは残った片栗粉をまぶしてシュウマイにのせる。
【4】耐熱皿に【3】を並べ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で6分加熱する。器に盛り、辛子と酢じょうゆをつけて食べる。
「もやしと水菜の納豆サラダ」のレシピ
納豆と切り干し大根もたっぷり摂れる腸活サラダ。

《作り方》(2人分)
【1】水菜1株は根元を切り落とし、4cm幅に切る。切り干し大根20gはもみ洗いしてたっぷりの水に10分浸けてから水気を絞り、ざく切りにする。
【2】耐熱皿に水洗い後、水気を切ったもやし1袋を入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で3分加熱する。ざるにあげ、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る。
【3】ボウルにぽん酢しょうゆ大さじ1と1/2、オリーブオイル大さじ1、辛子小さじ1、納豆1パックを入れて混ぜ、【1】、【2】を加えて和える。
「豚こまもやしのナムル」のレシピ
ジューシーな豚肉とごまの風味も味わうごちそうナムル。

《作り方》(2人分)
【1】小松菜1/2袋は根元を切り落とし、4cm幅に切る。豚こま切れ肉120gは塩小さじ1/4を振る。
【2】耐熱容器に小松菜、水洗い後、水気を切ったもやし1袋、豚こまの順に入れ、酒大さじ1を回しかける。ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で6分加熱する。
【3】ざるにあげ、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る。ボウルに塩小さじ1/3、ごま油小さじ2、白すりごま大さじ1、にんにくすりおろし少量を入れて混ぜ、【2】を加えて和える。
◆教えてくれたのは:料理研究家 池田美希さん

栄養士・フードコーディネーター。食材2~3品で作れる、簡単だけど手抜きじゃないアイデアレシピが人気。
撮影/キッチンミノル スタイリング/中村弘子 取材・文/青山貴子
※女性セブン2025年10月9日号