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《ネガティブだった少女時代》アンミカの東京進出を導いた女性作家が語るブレイク前夜

”アンミカ枠”ができたワケ

当初は、当時所属していた事務所の方針で関西弁を封印していた上、今よりもやや“お澄ましキャラ”だったアンミカ。だが、一般女性の“美魔女”ストーリーの中に、時折、レギュラー陣のヒストリーを挟み込む企画の中に、有名な「国際的スパイに1000万円、騙し取られた」というエピソードが披露された。

「その回で、アンミカさんのキャラクターが一気に際立った上、ピーターさん(73才)の誕生日会でマツコ・デラックスさん(52才)と出会ったアンさんにマツコさんが『関西弁で喋った方がいい』とアドバイスをしたことをきっかけに、現在のようなキャラクターに昇華していったのです。実は、芸能界でももっともラブラブ夫婦として有名なアンミカさんの御主人との出会いも、『魔女たち~』が深く関わっているんですよ。スタッフが開催したゴルフコンペにアンさんをお呼びしたのが御主人とのゴールインのきっかけなんです」

美しさとポジティブさとキレの良さ
写真9枚

“縁”がさらなる”縁“を呼び寄せたというわけだが、山田氏はアンミカがここまでのブレイクを予想していたのだろうか。

「正直、最初は思っていませんでした。ですが、他の番組でも御一緒していくうちに、どんな仕事にも120%の力を注ぎこんで、周囲への気遣いも完璧で、自分の見え方も見せ方も常に研究し、終了後には『今日の私、どうでしたか?』と聞いてくる彼女には、もっと大きな仕事が舞い込むだろうなと思っていたら、アッと言う間でしたね。自分がもっている情報は惜しみなく出してくれるのに日々インプットもしているから全く枯渇しない。しかも偉ぶることもないので、芸人さんたちも彼女には迷わずツッコむことができ、笑いが生れますし、自分より一世代若い女性タレントたちとも頻繁に女子会を開くなど、本当にマメ。なのに疲れている素振りは絶対に見せないんです。だからバラエティ番組や情報番組のスタッフがキャスティングを考えるとき、絶対に必要なのがアンミカさん。“ミドルエイジ女性枠”というよりは“アンミカ枠”ですね」

身体がいくつあっても足りない忙しさが続くのに、一切疲れた様子を見せず、常にポジティブでパワフルでファッショナブルな彼女へのオファーはまだまだ増え続けることだろう。

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