美容医療発のたるみ＆シミへの最新アプローチとは？ 湘南美容グループで3名しかいない若返りトップエキスパートドクターの高橋承子先生に直撃。発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine2025年秋号』に掲載している記事から抜粋して紹介します。
治療の前に肌環境を整える基本ケアを
「肌が乾燥していたり、トラブルがあるとできない治療もあるので、まずは肌の状態を良好に保つことが大切です」と湘南美容クリニックの高橋承子先生。
「年齢問わず、紫外線から肌を守ることが第一。クリニックでシミ取りをしても、紫外線ケアを怠れば、色素沈着として跡が残ってしまうこともありますし、またシミが増えてしまいます。肌を擦り過ぎるのも NG。メイクをする時、落とす時は特に気をつけてほしいですね。擦れば擦るほど肌にダメージが加わり、シワやくすみのもとに。50代以降は生活習慣の乱れが肌に直結するので、運動、食事にも気をつかいたいですね」
顔の土台である骨の萎縮がたるみのもと
「たるみのはじまりは、顔の土台である骨がやせていくことです。こめかみや頰がこけてくるのもそのせい。実は30代から骨の萎縮がはじまっていて、年齢を重ねるごとにどんどん萎縮していきます。そして、年齢とともに脂肪も落ちて皮膚がゆるんでいくのです。脂肪によるたるみに注目しがちですが、原因は複合的。そのお悩みの原因をもとに治療法を決めていきます」
年齢を受け入れながらきれいに年を重ねるお手伝いを
高橋先生の目指す若返りは「自然で無理をしない美しさ」がテーマ。
「“アンチエイジング”ではなく“スローエイジング”。年齢に抗うのではなく、変化を受け入れながらきれいに年を重ねるために美容医療を活用してほしいですね」
最新たるみ・シミ治療を紹介
【たるみ】ゆるんだ組織を高周波で引き締める「XERF（ザーフ）」
「顔にボリュームがあり、たるんでいる人は、熱エネルギーを使ってゆるんだ組織を引き締める治療を行います。お肉を焼くと縮みますよね。そのイメージです。
ほうれい線やあごのゆるみには2種類の高周波（RF）を使った「ザーフ」を。脂肪層の奥から引き締めるので、顔がキュッとします。顔がやせてたるんでいる人は、ボリュームを補うための注入治療を行います」
《こんな人におすすめ》
・たるみだけでなく毛穴も気になる
・肌の弾力を残し引き締めたい
・痛みに弱い
【シミ】多様なシミを最適な光治療でオフ「ルビーフラクショナル」
「一般的に『シミ』と呼んでいるのは紫外線を浴びてできたもの。頰のあたりにもやっと広がる肝斑は、女性ホルモンの乱れや摩擦、ストレスなど原因が複合的。一般的なシミと治療法が異なるため、見極めが大切です。
一般的なシミはレーザーで色素を破壊し除去。シミの種類に合わせて使用する機器を選定します。幅広いシミに対応できるのが『ルビーフラクショナル』です」
《こんな人におすすめ》
・広範囲のシミが気になる
・肌質を改善したい
・ダウンタイムを最小限にしたい
◆湘南美容クリニック 新宿本院・高橋承子先生
順天堂大学医学部卒業。湘南美容グループで３名しかいない若返りトップエキスパートドクター。皮膚科と外科の治療を組み合わせたオーダーメイドの若返り治療を得意とし、症例数も多数。
写真提供／湘南美容クリニック 構成・文／岩淵美樹
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『reShine2025秋号』では、気分が上がる美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。特集では“いくつになってもキレイ”の作り方や、ご機嫌でいるための秘訣を、reShine世代＝（50～60代の女性たち）である、安田成美さん、高島礼子さん、南果歩さん、松本伊代さん、紫吹淳さん、鈴木砂羽さん、渡辺満里奈さんたちにインタビュー。誰もがおしゃれで粋に見える大人の着こなしについて、同世代の人気モデル、富岡佳子さん、前田典子さんがレクチャー。ほか、京都の大人旅や、白髪・薄毛対策、気になる美容医療など、役に立つトピックスをお伝えします。「付録付き限定版」では、3WAYに使えるマルチパウダー「レカルカ イルミネイトマルチ」の現品付き。
※『reShine』2025年秋号