《世界最高齢の女性現役理容師》108才茶寿の箱石シツイさんが語る“長寿の秘訣”「ひるまず、うらやましがらず、あらそわず」関東大震災や空襲を経験し、104才で東京五輪の聖火ランナーに

研いで使い続け、刃が半分にまで短くなった理容師用はさみ。小指をかける部分がない眼鏡はさみは、シツイさんの小さな手には向かないと言われたが、巧みに使いこなす

世界最高齢の女性現役理容師、108才茶寿の箱石シツイさん

理容師の修業をしていた10代の頃の思い出を話すときがいちばん楽しそうなシツイさん

さまざまな理容室で働いていた修業時代。左が10代の頃のシツイさん（写真提供／箱石シツイ）

軍服姿の夫・二郎さん。おしゃれでやさしい人だったという（写真提供／箱石シツイ）

両親も夫も亡くなり、絶望の淵にいたシツイさんが、36才のときに再起をかけて開業した「理容 ハコイシ」。瞬く間に繁盛店になった（写真提供／箱石シツイ）

「眼鏡はさみなら太くてかたい男性のお髪もスムーズにカットできるんです」

聖火ランナーの依頼を受けてからは、足首に1.5kgの重りをつけてひざの上げ下げ運動をしたり、毎日2km歩いたりと、トレーニングに励んだ

シツイさんのある日の食卓  ※息子の英政さんが開発し、特許を取得したお茶。アザミ・みょうが・ツユクサがブレンドされており、シツイさんも20年以上、毎日、朝昼晩の食後に愛飲（）。