
3人でアルバムを囲み、13年前に陛下が東南アジアの秘境を訪問された際の思い出話に花を咲かせる天皇ご一家。写真をのぞき込み、熱心に陛下のお話に耳を傾けられる愛子さまのお姿を見つめられる雅子さまのお顔には、慈愛に満ちた微笑みが浮かんでいた──。
10月31日、天皇ご一家はラオスの近現代史を専門とする東京外国語大学大学院の菊池陽子教授からご進講を受けられた。約1時間に及んだ当日の様子を菊池教授が振り返る。
「3人でにこにこしながら笑顔で迎えていただいて、その微笑みが温かい空気を作り、和やかな雰囲気の中お話しさせていただきました。熱心にメモを取りながら聴いていただきましたが、愛子さまはすでにラオスの訪問先に関して、かなり勉強されている印象を持ちました。雅子さまは熱心にうなずきながら聴いてくださり、なによりも両陛下と愛子さまがずっとにこやかに聴いてくださってありがたかったです。
最近、ラオスを積極的に支援しているのは中国ですが、愛子さまのご訪問は、『日本もラオスを大切にしている』という、力強いメッセージになると思います」

11月17日から6日間、ラオスを訪問される愛子さま。初めての海外ご公務を前に、菊池教授のご進講を受けられたが、そこには両陛下の強い思いがにじんでいたという。
「愛子さまのために設定された場に両陛下が同席された格好で、これは異例のこと。それだけ、今回の愛子さまのご公務を気にかけていらっしゃるのが伝わってきます。とにかく、万全の準備のもとで愛子さまをラオスに送り出してあげたいというお気持ちなのでしょう。
陛下は2012年にラオスを訪問されていますが、そのときのお写真をおさめたアルバムをいまも大切にされています。最近はこのアルバムを3人でご覧になりながら、当時のラオスのお話をされているのだとか。両陛下は国際親善に邁進されてきた皇室の一員としての覚悟を、愛子さまに改めてお伝えになっているのでしょう」(宮内庁関係者)
※女性セブン2025年11月27日号













