ライフ

《食品添加物との上手な付き合い方とは?》人工甘味料、保存料、防カビ剤、着色料…知っておきたいそれぞれのリスクと“まだマシ”な添加物の見極め方 

天然成分由来の添加物なら比較的安全

 危険性が明らかになっている中、“まだマシ”な添加物はあるのだろうか。

「保存料として使用されるプロピオン酸、甘味料のソルビット(ソルビトール)は比較的安全性が高く、体への負担が少ないでしょう」(小薮さん)

 天然成分由来の添加物なら比較的安全だと言うのは渡辺さんだ。

「アントシアニン(着色料)、アルギン酸Na(糊料)、アルギニン(栄養強化剤)、カロテン色素、キサンタンガム(増粘剤)、キチン・キトサン(増粘剤)、セルロース(増粘剤)などは野菜や果物、海藻、魚介など天然由来のものにもともと含まれるものなので神経質にならなくてもいいでしょう」

 中戸川さんは、「避けることがストレスになるくらいなら、思いきって気にしなくてもいい」とアドバイスする。

「人工甘味料と合成着色料は絶対に避けるべきですが、それ以外については自分のできる範囲でいいと割り切るのも手です。特に化学調味料(アミノ酸)は避ける方が難しいので、個人的には許容してしまってもいいと思っています」

 添加物の表示には“抜け道”も存在する。

「キャリーオーバーといってそこに書かなくてもいいというルールも存在します。たとえばしょうゆせんべいの場合、しょうゆにどんな添加物が使われたかは書かなくてもいいので、表示されていない。そうなるとどれだけ見極めようと思っても限界がある。

 添加物の知識を増やして、記されている範囲内で、自分の判断で良しあしをつけるのがまずは第一歩です。人工甘味料と合成着色料を避けるだけで体への負担がだいぶ軽くなりますから、まずはそこを意識してみるといいでしょう」

 体のこと、毎日の食事作りのこと、家計のこと、いくつもの視点をもとに、マイルールを持って判断できるよう、まずは添加物の理解を深めることから始めよう。

食べても「まだマシ」 な食品添加物
写真4枚

女性セブン20251127日号

関連キーワード