
11月17日から22日にかけて、天皇家の長女・愛子さまがラオスを公式訪問された。
「愛子さまにとって初めての海外公式訪問でしたが、緊張を感じさせない落ち着いた笑顔で羽田空港を飛び立たれました。
18日夜には歓迎の晩餐会にご出席。皇室の紋章である菊の文様がふんだんに使われた振袖をお召しになって会場に華を添えられた愛子さまは、初めての『おことば』に臨まれました。当日まで何度も推敲を繰り返したというおことばは、通訳も合わせると17分間にも及ぶ力作でした」(皇室記者)
ラオス語で「コー・コープ・チャイ・ラーイ、ニョック・チョーク(どうもありがとうございました。乾杯いたしましょう)」と挨拶しておことばを締めくくられた愛子さまは、初々しくも堂に入った振る舞いと、絢爛豪華な和装で出席者を魅了した。

愛子さまのお召し物に注目が集まったのは、この日だけではなかった。20日には、ラオス北部にある、街全体がユネスコ世界遺産に登録されている古都「ルアンパバーン」を訪問された。
「晩餐会などが行われた都市から高速鉄道で移動された愛子さまは、動きやすさを重視したブルーのスーツに身を包まれました。インナーも同色で揃えられていて、スタイリッシュな装いがよく似合っていました」(皇室ジャーナリスト)
ルアンパバーンに到着された愛子さまがまず向かったのは、市内にある「ラオ・フレンズ小児病院」だった。日本のNPO法人が2015年に設立した24時間対応の病院で、俳優の三浦春馬さん(享年30)が生前、熱心に支援をしていたことでも知られる地域の小児医療の中核を担う施設だ。
「愛子さまは入院中の子供たちに『お大事に。早くよくなりますように』と優しくお声がけをしながら施設をご覧になりました。民族によっては病院での治療を拒否する方もいて、治療に応じてもらえるよう説得するのが大変だ、という担当者の話を聞くと『違う文化を融合するために尽力することは大変なことですね』と労われました」(前出・皇室記者)

このとき愛子さまがお召しになっていたのは、高速鉄道に乗ったときと同じブルーのスーツだったが、インナーを白にチェンジ。白と青のコントラストが美しく、より清涼感のあるコーディネートになっていた。
そして小児病院を後にし、世界的な景勝地「クワンシーの滝」を訪問された愛子さまは、がらりと装いを変えられた。
「ジャケットを脱ぎ、ふんわりとしたフレアの袖がかわいらしい白いトップスを着用されました。アクセサリーについても、それまではフォーマルなパールのネックレスを使われていましたが、華奢なシルバーのネックレスに変更されていました。

パンツこそ午前中と同じものでしたが、トップスや小物使いによってスーツスタイルよりもカジュアルな印象になっていて、開放感のある名瀑にぴったりな装いでした」(前出・皇室ジャーナリスト)
“おしゃれ上級者”らしい見事な三変化を見せた愛子さまだった。

















