
健康や美容のためにはたんぱく質たっぷりで鉄分やビタミンが豊富な「お肉」がマスト。たくさん食べてパワーチャージしたいけれど、加齢とともに焼肉は脂っぽくて胃もたれしてしまう…というあなた。「肉は明日への活力!」と語るグルメプレゼンターのはっしーさんが、女性におすすめの焼肉店を厳選。自身が食べ歩いた肉リストをひもとき、女性にうれしいハラミや赤身肉がおいしい人気店、スタイリッシュな新店、スパイスが際立つ個性派まで、間違いのない名店ばかりを教えてくれました!

◆グルメプレゼンター・はっしー(橋本陽)さん

お肉博士の資格を持ち、肉を中心に全国1万5000軒を自腹で訪問。リアルなグルメ情報を発信する。SNS(@fallindebu)は総フォロワー70万人超えの人気。肉本も出版。
- 赤身ならココ!
- 豪快な“和牛のヒマラヤ”は赤身でさっぱり。何枚でもいける!「焚火家」
- 「感謝」の気持ちを込めながら赤身肉を存分に味わう「にくがとう 六本木ヒルズ店」
- タンならココ!
- 極厚、炙り、カレーまで…タンを丸ごとタン能「月島焼肉 牛タン処 兎月」
- ハラミならココ!
- 香川と韓国が融合した夫婦愛あふれる名店「炭焼ホルモン えいた」
- レバーならココ!
- 東京屈指の歴史を誇るコリアンタウンで鮮度抜群の極上レバーに出逢う「焼肉乃 富士吉」
- 新感覚ならココ!
- 肉の旨みが溶け込む「ホルモンおでん」が名物に「士士」
- 世界の焼肉が大集合!各国のスパイスや食文化を体験「WORLD YAKINIKU CENTER」
- “焼き師”が至高の焼きをサポート!新進気鋭のアートな新店「和牛焼肉 古太郎」
- 老舗ならココ!
- 「松阪牛」を全国に広めた100年の歴史を継ぐ珠玉の名店「銀座吉澤 肉処」
赤身ならココ!
赤身は脂肪分が少なく、カロリー控えめで女性におすすめ。ヒレ、もも、ランプ(お尻)、ロースなど。
豪快な“和牛のヒマラヤ”は赤身でさっぱり。何枚でもいける!「焚火家」

「焚火家」は、渋谷の駅近にある大衆的な焼肉店。訪れる客のお目当ては、目でも楽しめる『和牛のヒマラヤ』。迫力満点の塊肉300gを丸ごと焼き、表面全体がこんがり焼けたところで店員に渡すと、塊肉を薄くスライスしてくれ、贅沢な“赤身肉の山”が登場する。ヒマラヤの名に恥じぬボリュームで、みんなでシェアしてワイワイ食べるのがベスト!


『焚火家名物 和牛のヒマラヤ』(6735円)は圧巻! トリュフだれやポン酢以外にも、わさびやにんにく、ねぎだれで味変を。
『焚火家盛り』(4380円)は上カルビ、和牛ロース、ハラミ、タンの人気の4種類が一皿に。

締めは『冷製三輪神糸素麺』(1180円)を。さわやかなスープで口直しに最適。

はっしー’sコメント
「赤身肉はしっとりやわらかく、ローストビーフのよう。さっぱり味わえるので何枚でもいけちゃいます。華やかなトリュフだれとも相性抜群です!」

店長・岡 武憲さんは「赤身肉の旨みを堪能してください」と。


「焚火家」
住所:東京都渋谷区渋谷1-15-19 東口二葉ビル1F
「感謝」の気持ちを込めながら赤身肉を存分に味わう「にくがとう 六本木ヒルズ店」

命あるお肉とお客様に感謝の気持ちを込めて「にくがとう」と命名。店名の通り、赤身肉が充実。オーナー自ら全国の牧場に足を運び、「尾崎牛」をはじめ、選りすぐりの高品質な牛肉を厳選する。洗練された空間で、赤身肉本来のおいしさをとことん味わえる。
赤身を豪快に使った厚切りの『赤身ロック』(コースのみ提供)は、特製ガーリックバターしょうゆに漬けて焼く禁断の味。
『大判の焼きすき』(コースのみ提供)は、大きくスライスした赤身肉を炙るようにさっと焼き、こだわりの卵にくぐらせて召し上がれ。

はっしー’sコメント
「焼きすきは、一般的にはサーロインやリブロースなどの霜降りが多いが、こちらはイチボを使用。赤身の肉々しさと脂のジューシー感をともに楽しめます」

「にくがとう 六本木ヒルズ店」
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク5F
※本店の『焼肉赤身にくがとう 人形町本店』は紹介制です。紹介希望の方はInstagram/honnouen_officialをフォローして、DMにて「女性セブンを見た」と送信してください。
タンならココ!
タンは一頭から1kg程度しか取れない希少部位。コリコリした食感とさっぱりとした脂の旨みが◎。
極厚、炙り、カレーまで…タンを丸ごとタン能「月島焼肉 牛タン処 兎月」

「月島焼肉 牛タン処 兎月」は、もんじゃで有名な下町、東京・月島にあるタンの品揃えが超豊富な隠れ家的な店。代表の横関恒伸さんは、焼肉業界で18年以上研鑽を積み、希少な部位だからこそ価値があるタンのおいしさを追求。
メニューにはタンだけで20種類以上もの品が揃い、中でも人気は、約2cmの厚みがある『極厚タン』。プロが焼き加減を見極めながら、強火でしっかり外側を焼き、弱火でじっくり火を入れることで、やわらかい食感に仕上げてくれる。厚切りにかぶりつくのがここでの醍醐味だ。
まるでステーキのような厚さの『極厚タン』(3630円)は必食。牛タンの根元の部分を贅沢に使うので、牛一頭から4切れしか取れない。

『炙りタン刺し』(2255円)は、黒毛和牛のタン元を使い、いくらとかにをのせて華やかに。タンとは思えぬ濃厚でなめらかな口溶け。

すき焼き感覚で味わう『タン焼きすき』(1980円)は卵を絡めて。タン元からタン先までを1枚で薄く切り分けるため、食感や味の違いを丸ごと楽しめる。



牛タンやスジをコトコト煮込んだ『石焼きチーズカレー』(1420円)は、欧風でチーズたっぷり! よく混ぜてリゾット風にして召し上がれ。


はっしー’sコメント
「牛タンに並々ならぬこだわりあり。タンのメニューがとにかく豊富で、極厚タンはもちろん、タンの焼きすきや、ネギラー油タンなど、タン好きは誰もが幸せになれる店。まさに、ハッピータン」

代表・横関恒伸さんは「タンのおいしさを発見してください!」と。



「月島焼肉 牛タン処 兎月」
住所:東京都中央区月島3-4-5 サングランパ2F
ハラミならココ!
ハラミは牛の背中側の横隔膜の筋肉部分。見た目は赤身に近く、旨みは強いのに、脂は適度にあっさり。食べやすいから女性に大人気!
香川と韓国が融合した夫婦愛あふれる名店「炭焼ホルモン えいた」

『えいた』という店名は、韓国出身の林泰進さんと香川県出身の富永真由美さんの1文字ずつをとって「永泰(えいた)」。夫婦で切り盛りし、日本橋の常連客に愛され続けている。
「妻の出身地の香川で初めてオリーブ牛を食べたとき、そのおいしさに衝撃を受け、精肉店に直談判して直接仕入れ始めました」と林さんが話すこだわりのオリーブ牛は、コクや旨みが強いのに脂がさっぱりしてやわらか。厚切りのハラミは、噛み締めるごとに肉の旨みがジュワッと口いっぱいに広がる感動のひと切れだ。

程よくサシが入った『オリーブ牛 塩ハラミ』(3300円)は、香川県産新にんにくのスライスをのせると絶品! 『生胡椒の塩漬け 純胡椒』(250円)をかじると肉の脂がさわやかにリセットされる。
マルチョウやミノなど新鮮な香川県産を中心とした『ホルモンミックス』(1人前 1200円/注文は2人前から)は、みそ味がおすすめ。



林さんがすべて手作りする『キムチとナムル盛り』(1500円)。ナムルは作り置きせず、食べ切る分だけを毎日仕込む。この日はなんと8種類も! ひとつずつ味が違い、野菜たっぷり。

隠れた逸品が『石焼 濃厚テールクッパ』(1400円)。4日間かけて煮込むスープはサラサラと胃に届き、クリアな味。はっしーさんが「日本一おいしいテールクッパ」と称するほど。

はっしー’sコメント
5年に一度開催される和牛の日本一を決める「和牛オリンピック」の「脂の質」部門で賞を取ったオリーブ牛を扱う。脂がくどくなく、厚切りハラミはキメ細やかなサシが入っているが胃もたれ知らず。ジューシーな弾力に感動!

代表取締役・林 泰進さん&妻・富永真由美さんは「どれも手作りのおいしさです」と。


「炭焼ホルモン えいた」
住所:東京都中央区日本橋大伝馬町9-7 2F
レバーならココ!
鉄分たっぷりのレバーは、貧血予防や免疫力向上にも効果的で、女性におすすめのスタミナ食材。特に牛のレバーは濃厚でとろける食感。
東京屈指の歴史を誇るコリアンタウンで鮮度抜群の極上レバーに出逢う「焼肉乃 富士吉」

「焼肉乃 富士吉」は、東京で古くから知られるコリアンタウン・東上野にある人気の焼肉店。店長の牧野徹さんの実家は、目と鼻の先にあるキムチの名店『共栄』で、叔母が営んでいた焼肉店『富士吉』を屋号はそのままに5年前に受け継いだ。凜と美しい角の立ったレバーを見れば、「鮮度には自信がある」という牧野さんの言葉にも納得。ミノ刺しなど、新鮮な牛のホルモンも人気だ。扱っている黒毛和牛はすべてA5級を使用。「並でもおいしい!」との評判が高く、肉へのこだわりは半端ない。

『上レバブツ焼き』(1430円)は丁寧に下処理されており、臭みがなく、なめらかな舌触りは格別。
『コウネ(焼きしゃぶ)』(1400円)は、刻んだ大葉を巻いてさっぱりと。コウネは主に広島県で親しまれる牛の肩バラ肉で、見事なサシだがあっさり食べられると大好評!


大人気の『ミノ刺し(白)』(980円)はコリコリとした食感がたまらない。塩やにんにくで味付けする「白」と、韓国風だれの「赤」が選べる。

創業60年のキムチの老舗『共栄』の『ネギキムチ』(500円)は、客が必ず注文するという大人気の箸休め。ねぎ特有の辛味がなく、甘辛味でヤミツキ必至。

はっしー’sコメント
東上野のディープな焼肉タウンにあり、その街の雰囲気も含めて楽しめる。レバーは角がピンと立った羊羹タイプで、凜とした佇まいは見惚れるほどに美しい…。レバー好きが歓喜する鮮度と味わいです!

店長・牧野 徹さんは「人気のキムチも一緒にどうぞ!」と。


「焼肉乃 富士吉」
住所:東京都台東区東上野2-18-1群山ビル4F(別館。本店は臨時休業中)
新感覚ならココ!
「これが焼肉店?!」と思うほど、スタイリッシュなお店が続々登場。女性好みのニューウェーブを厳選!
肉の旨みが溶け込む「ホルモンおでん」が名物に「士士」

「士士」は2024年六本木にオープンし、高級感あふれるラグジュアリーな店内で優雅に焼肉を楽しめる。人気は『名物ホルモンおでん』。かつおベースのだしにシマチョウなどのホルモンの旨みを溶け込ませ、さらに香味野菜を加えて独自のおでんに仕上げた。季節によって具材が変わるのも高ポイント。他にも、和牛のヒレ肉だけを使った赤身ユッケや女性好みのボリュームで楽しめる『プレミアムショートコース』など、お客様の声から誕生したメニューも好評。
牛肉つみれやホルモンなどここでしか味わえない具材がたっぷり!
『名物ホルモンおでん』(220円~)。コース料理の締めに好きなおでんを選べる。アラカルトでも注文できるので、ワインと合わせて楽しむ女性も。
赤身のヒレ肉で作る『至極の赤身ユッケ』(4950円)は人気の裏メニュー。ごま油、甘みの効いたたれ、卵黄でまろやかに。口の中でとろけて消える至福のおいしさ。

上から時計回りに、シャトーブリアン(9900円/2枚)、黒タン 厚切りタン元(3850円/1枚)、厚切り和牛塩ハラミ(4400円/2枚)。


はっしー’sコメント
女性好みの全席個室のオシャレ焼肉。コースで頼むと、ホルモンや角煮をふんだんに使った“おでん”が目の前に鍋ごと置かれ、自由に選んで食べることができます。これは他店では味わえないオンリーワンの体験ですね!

代表・川島慎太郎さんは「季節のおでんをお楽しみください」と。



「士士」
住所:東京都港区六本木3-8-15 瀬里奈ヴィレッジ1F
世界の焼肉が大集合!各国のスパイスや食文化を体験「WORLD YAKINIKU CENTER」

「WORLD YAKINIKU CENTER」は、横浜の馬車道にあるアメリカングリル『GREEN』の2号店として、2024年にオープン。「世界各地を旅するように焼肉を楽しんでほしい」という店主の勝地洋介さんの想いが詰まったこの店では、蝦夷鹿には五香粉、ラム肉はアラビアータ風、ポークは西インド風のビンダルーなど、肉の種類も味付けも多種多様。自家製のチミチュリソースやハーブをのせて食べるとさらに新感覚! 脂がさっぱりとリセットされ、いくらでも食べられる。

『スパイスミートセット(チキン、ラム、ポーク、蝦夷鹿)』(2480円)。アフリカンスパイスを利かせたブードゥーチキンや五香粉を効かせた蝦夷鹿など、スパイス遣いが魅力的。
『ビーフセット(上ハラミ、和牛イチボ、和牛ロース)』(2480円)。山形県の「雪降り和牛尾花沢」のロースや高知県の「四万十麦酒牛」のイチボなど、産地にもこだわりが光る。

国産の『和歌山産うなぎ』(1980円)は、焼きながら自家製たれを絡めて炭火でパリッと蒲焼きに。白焼きにして塩と花椒で食べても美味。

たっぷりのサンチュとハーブ、サルサ風のチミチュリソース、ハリッサ、ロティの盛り合わせは、チャージ代として提供される。

はっしー’sコメント
「多彩なスパイス遣いに驚きのお店。横浜みなとみらいエリアで新感覚の焼肉を体験できます。わざわざ足を運びたくなるまさに進化系焼肉!」

店主・勝地洋介さんは「世界の焼肉を旅してください」と。



「WORLD YAKINIKU CENTER」
住所:神奈川県横浜市中区弁天通6-79
“焼き師”が至高の焼きをサポート!新進気鋭のアートな新店「和牛焼肉 古太郎」

「和牛焼肉 古太郎」は、六本木と天王洲にギャラリーを構える額賀古太郎さんが自身の名を店名に冠し、2025年に神楽坂の路地裏にオープン。店内には今注目の現代芸術家・森本啓太氏の作品が飾られ、アートな空間に。注文すると、“焼き師”の柳原拓真さんが絶妙な焼き加減をサポート。特に極上の『和牛ヒレしゃぶ』は、さっと炙るとトロッと溶けて、まるで“飲める”ようなやわらかさだ。

『古太郎 和牛赤肉盛り合わせ』(3580円)はカイノミ、トモサンカク、シンシンの3種類。この日は鹿児島県の「北さつまのむら牛」を使用。確かな目利き業者と信頼関係を結び、良質な和牛を仕入れている。
希少な『和牛ヒレしゃぶ』(3280円)は焼きが命。さっと絶妙なタイミングで焼き上げてくれる。

甘辛いたれを染み込ませた『季節野菜のユッケ』(880円)。冬はごぼう、夏はなすなど、旬の野菜を甘めのユッケ風に。

韓国で人気沸騰中のえごまを使った麺から着想を得て、女性スタッフのリクエストで誕生した『えごまマックス麺(えごまマッククス)』(1280円)。

はっしー’sコメント
「神楽坂にオープンした焼肉新星。上質な肉を仕入れ、焼きのプロが腕を振るう。上品なたれで重くなく、神楽坂の路地裏でひっそり過ごしたい大人の女性向け」
マネージャー・柳原拓真さんは「最高の状態に焼き上げます!」と。


「和牛焼肉 古太郎」
住所:東京都新宿区神楽坂6-39 エキューラ神楽坂1A
老舗ならココ!
極上の肉を扱えるのは、確かな目利きが仕入れを行うからできる技。最後は牛肉の歴史を築いた名店へ――。
「松阪牛」を全国に広めた100年の歴史を継ぐ珠玉の名店「銀座吉澤 肉処」

「銀座吉澤 肉処」は、初代の吉澤一一氏が、大正13年に京橋宝町で創業。三重県の伊勢や松阪で肥育された牛を東京の芝浦食肉市場に運ぶ商いを手掛け、「松阪牛」の流通の礎を築き、その名を全国に広めた。
現在も厳しい選定基準を守り、月齢30か月以上の雌牛だけを一頭買いする。人気の『焼肉コース』は希少部位のリブロース芯など5種類の肉を食べ比べでき、この日はどれも36~49か月の松阪牛と近江牛を厳選。美味な所だけをトリミングした磨き切った牛肉は、雑味のない洗練された味で、まさに肉の概念を覆す至極の味わいだ。


肉寿司や先付けもセットになった『焼肉コース』(8000円/ランチ)はリブロース芯、カタサンカク、ミスジ、ランボソ、カイノミの5種類。柑橘風味のつけだれ、ホイップ状の卵だれ、大根おろしでいただく。※写真は肉のみ2人分です。



焼肉にぴったり!
はっしーさんプロデュースの『和牛アブランブルスコ』(1600円/250ml)は焼肉との相性抜群! 果実感あふれるフルーティーな赤ワインの発泡タイプで、肉の脂をシュワッと流してくれる。


はっしー’sコメント
「全国に松阪牛を広めた老舗肉卸だからできる、圧倒的な別格の肉質です。こんなにサシが入っているのに脂がサラッとしてくどさがなく、肉の甘みが実に強い。飲み込んだ後も、肉の余韻が残る幸せ。焼肉好きの女性にワンランク上のお肉をぜひ味わってほしい!」
スタッフ・仲居美恵子さんは「歴史ある味をご堪能ください」と。



「銀座吉澤 肉処」
住所:東京都中央区銀座1-20-8 吉澤銀座1丁目ビル2F
取材・文/岸 綾香
※女性セブン2026年3月5日号