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《体調不良の真相》天皇皇后両陛下が被災地訪問を直前に延期 “全館貸切”だったホテルのキャンセル料は誰が負担するのか 6月の海外訪問以降に仕切り直しへ 

被災地訪問が延期になった雅子さま(2026年3月、東京・文京区。撮影/JMPA) 
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 15年にわたり、人々が着実に築いてきた復興への歩み。そして天皇ご一家の来訪は、被災地に大きな希望をもたらすはずだった。しかしご出発の直前、両陛下はとある “異変”に見舞われて──ご訪問取りやめの真相とは。【前後編の前編】 

「万全の準備をしておりましたので、大変残念に思いますが、健康上の理由であれば、これはやむを得ないことだと思っております。まずは一日も早いご回復をお祈りしているところであります」 

 天皇ご一家の来県を目前に控えていた3月24日、宮城県の村井嘉浩知事は時折顔を伏せながら、落胆の色をにじませた。 

 3月25日から1泊2日の日程で、東日本大震災の被災地である岩手・宮城両県へのご訪問が予定されていた天皇ご一家。皇居を発たれる時刻まで20時間ほどとなった24日の昼頃、両県へのご訪問が延期されることが発表されたのだ。 

「延期の理由について、宮内庁は“両陛下に風邪の症状があるため”と発表しました。両陛下は1週間ほど前から体調を崩されていて、20日、陛下はせきの症状で宮中祭祀を欠席されています。陛下がご体調を理由に宮中祭祀を欠席されるのは即位後初めてのことでした。雅子さまも18日頃からせきと微熱の症状に見舞われていらしたそうで、関係者の間では“被災地訪問までに回復されるのだろうか”と心配の声が上がっていた」(皇室記者) 

 ご出発直前に垂れ込めていた暗雲──周囲の懸念は的中した。 

「ご出発2日前の23日、雅子さまは宮内庁幹部による被災地訪問に関する説明をご欠席。陛下と愛子さまのお二人でのご参加となりました。その後、雅子さまが改めて侍医の診察を受けられたところ、37℃台前半の熱があった。ご訪問に踏み切るかどうか逡巡されたようですが、夜になって陛下から侍従に“延期できないか”と相談があったそうです」(皇室ジャーナリスト) 

 苦渋のご決断の背景には、現地で交流される人々へのご配慮があったようだ。 

「雅子さまのご体調について発表では“微熱”とされていましたが、激しいせきも止まらなかったようです。現地では高齢者との交流も予定されており、ご体調を押して無理に足を運ばれるとなれば、そうした方々に風邪をうつしてしまうリスクもあります。直前まで実現への道を模索し、ご回復をギリギリまで待たれたため、最終的には泣く泣く“直前キャンセル”となりました。 

 また、雅子さまが患われている適応障害では微熱の症状が出ることもあり、関係者の間ではその影響を指摘する声も上がっていた。しかし今回はご病気とは無関係で、タイミング悪く発熱されてしまったというのが実際のところのようです」(宮内庁関係者) 

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