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山田邦子さんがいまも意識する“芸能界の恩師”桂文枝さんの言葉「世間には流行り廃りがあるから、芸能の世界は風や流れをよく見てブームに乗っていくことが大切」 

いまも意識する“芸能界の恩師”を語る山田邦子
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「人生を変えた恩師を1人に絞るのは難しいかな」。こう話す山田邦子さん(65才)は、高校時代に忘れられない先生が2人いたと思い出を語る。 

「いまの時代にはありえない話ですが、通っていた女子校の女性教師が『ブスは勉強しなさい』と言ったんです。それで私が『あぁ違ってよかった〜』と大きな声で言ったら、先生が『あなたは勉強しなさい!』と返してその場がドッと沸いた。お嬢様学校でホワホワしたクラスでしたが、これはがんばらなきゃいけないと思ってものすごく勉強しましたね」(山田さん・以下同) 

 もう1人は「あなたたちは無限の可能性を持っています」と生徒に語った家庭科の先生だ。 

「『無限の可能性』ってなんていい言葉なんでしょうと思いましたね。『ブスは勉強しなさい』と併せて非常に影響されて、短大卒業後に決まっていた就職先を蹴って芸能界に入りました」 

 芸能界での恩師は桂三枝(82才、現・文枝)。漫才師とともに落語家をめざして「可愛家マッハ」を名乗ったこともある山田さんにとって文枝は憧れの噺家だ。 

「私が芸能界デビューした当時の三枝さんは冠番組をいっぱい持ってテレビを引っ張っていました。初共演の際に私が『桂三枝』と呼び捨てにしたら、三枝さんは怒ることもなく『およよ』と言ってくれた。その言葉がすごく刺さって、自分も絶対にこういう先輩になろうと思いました」 

 芸人としての立ち居振る舞いだけではなく、名司会者である文枝から「流れに乗る大切さ」を学んだ。 

山田さんの人生を変えた桂文枝
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「世間には激しい流行り廃りがあるから、芸能の世界は風や流れをよく見てブームに乗っていくことが大切だと教わりました。いまでもこの言葉を意識して、いろんな方面にアンテナを張って世の中の流れを見るようにしています。 

 ちなみにいまの流れは、大谷翔平選手(31才)と市川市動植物園にいるニホンザルのパンチくん。舞台のネタにするため、WBCをやっていた東京ドームや動植物園までわざわざ見に行きました(笑い)」 

 昭和後期から平成にかけての漫才ブームやお笑いブームに乗って、一時はテレビ番組のレギュラーが週に14本という超売れっ子になった彼女が、芸能界で慕うのがビートたけし(79才)だ。 

「当時同じ事務所だったこともあり、いろいろ教わりました。特によく言われたのは『テレビではどんどん前に出て、真ん中の人としゃべれ』ということ。それで中心で話す人に一生懸命に食らいついていったら、アシスタントや司会の仕事が来るようになった。たけしさんが『前へ出ろ』と助言してくれなかったら、自分のネタをやるだけの芸人になっていたかもしれません。いまでも手紙や贈り物のやりとりをしているけど、あのたけしさんから直筆の手紙がくるのって、すごいでしょ(笑い)」 

※女性セブン2026年4月16・23日号 

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