
天皇皇后両陛下は5月16と17日、「第76回全国植樹祭」に参加されるため愛媛県を訪問された。雅子さまは植樹祭を無事にやり遂げられ、『県立とべ動物園』もご訪問。念願のホッキョクグマの「ピース」との対面が実現した。そして、この後は間もなく、今年最大の“重大ご公務”──皇后として4回目となる海外公式訪問が控えている。
「6月13日から26日までの約2週間、両陛下はオランダ・ベルギーを国賓として訪問されます。5月12日には、ご訪問が正式に閣議決定されました。
両陛下は政府専用機で羽田空港を出発され、まずはオランダ・アムステルダムへ。同国で8日間滞在された後、ベルギーで残りの5日間を過ごされる見込みです。両国では歓迎式典や晩餐会へのご出席、さらに戦没者記念碑へのご供花や、議会へのご訪問などが予定されています」(皇室ジャーナリスト)
ご訪問への期待感が高まる中、とある宮内庁関係者は「スケジュールの随所に“謎の空白”がある」と首を傾げる。
「現時点で決まっている予定では、オランダに到着してから3日間、歓迎式典や晩餐会などの主要行事が、一切盛り込まれていません。
2000年、上皇ご夫妻がオランダを訪問された際は、現地に到着したその日のうちに、歓迎式典、要人とのご引見、戦没者供花、午餐会、そして晩餐会にもご出席。残りの日程で、児童養護施設の視察や在留邦人との対面など、複数のご公務に臨まれていたのです。単純に比較することはできませんが、対照的な日程といえる。ベルギーでも、到着後2日間は主要行事が行われず、日程は空白になっています」

背景には雅子さまのご体調への配慮があるという。
「日本からオランダは直行便で12時間半以上、時差も7時間という長旅。ウクライナ情勢や中東情勢の悪化で、現在はもっと時間を要する可能性もあります。また、13日間という滞在期間は、雅子さまのこれまでの海外公式訪問では最長です。特に令和以降の海外訪問はどれも1週間ほどでしたから、ご体調の調整にはこれまで以上に万全を期す必要があります。
実際、雅子さまは3月末にご体調を崩され、岩手・宮城両県へのご訪問をキャンセルされたばかり。大事を取って、両国と調整の上、あえてゆとりのある日程が組まれているようです。そもそもオランダは、2006年、雅子さまが落ち着いた環境で静養できるよう手を差し伸べ、“異例の海外ご静養”を実現させた特別な国。またベルギー王室とも、天皇ご一家は家族ぐるみで交流があります。雅子さまのご体調についての理解は深い」(前出・宮内庁関係者)
渡航まで1か月を切る中、一部関係者の間では“懸念”も広がっているという。
「式典など主要行事の日程は決まっているものの、それ以外の細かな予定が最終決定されず、詳細がなかなか表に出てこないのです。予定をびっしりと組んで固めてしまえば、雅子さまのご体調に影響が出る可能性もありますから、日程の設定や発表にはもちろん細心の注意が必要です。
しかし今回は、長きにわたって友好を育んできた両国に、両陛下が即位後初めて訪問されるという歴史的な機会です。より多くの国民の記憶に残る13日間にしたいと考えている宮内庁関係者は、かなり気を揉んでいるようです」(前出・皇室ジャーナリスト)