畜肉加工品は要注意
違反事例として目立たないものの、現地中国で危険性が指摘されている食品もある。そのひとつが肉だ。中国事情に詳しいフリーライターの奥窪優木さんが指摘する。
「中国産生肉の輸入はありませんが、畜肉加工品は輸入されている。中国では病気などで死んだ家畜を食肉として不正に流通させる『病死畜肉問題』が長らく散発しています。例えば日本のディスカウントストアで売られている『チージャオ(鶏のもみじ)』では、不衛生な加工環境や原料のごまかし、消費期限・品質の偽装などの実態が、国営放送の調査報道で明らかになったばかり。大手輸入の畜肉加工品は一定のチェックがされていますが、中華食材店やネットで売られているものは中国で流通しているものがそのまま売られています。

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畜肉加工品以外にも、麻辣湯の素や火鍋のスープ、各種調味料など小口で輸入され、日本語のラベルだけを上から貼られた食品がECサイトなどで流通していますが、自主検査をしているかは不明です」
食生活のコスパとタイパを支える中国産食品だが、過度の依存は禁物。慎重な判断が必要だ。

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(了。前編を読む)
※女性セブン2026年5月7・14日号