
一年に一度のお楽しみ、梅の季節がやってきました。これから出回る大地の恵みたっぷりの梅は、いま仕込んでおくことで、夏を乗り切るパワーをくれること間違いなし! 梅仕事は自分にフィットする方法で、頑張りすぎない方が、毎年続けられるもの。楽しく、心地よく、無理なく、長年続けてきた、真藤舞衣子さんの梅仕事をお届け。
※材料は特記以外、すべて2人分です。保存瓶は煮沸後、アルコール消毒したものを使用しています。
保存食や発酵に詳しく、手作りの味を大切にする真藤舞衣子さんにとって、梅仕事は毎年欠かせない。中でも梅干しは、健康を支える“万能薬”のような存在で、毎年必ず仕込むという。
「自分で作る梅干しは好みの味に仕込めるのがいいところ。私は塩分控えめ、10%の塩で漬けて、梅本来の果実のおいしさを引き出します。シンプルに天然塩だけで漬けると、梅の旨みをじんわり感じる自分好みの梅干しに仕上がります。梅仕事に無理は禁物。なるべく簡単に、自分に合ったやり方で作るのがいちばん。私は保存瓶よりも保存袋の方が、気軽に少量で仕込めるので気に入っています」
梅シロップの作り方
保存期間:常温で約1か月、冷蔵で約半年
[材料](作りやすい分量)
青梅…………1kg
きび砂糖……1kg
【1】青梅は竹串などでヘタを取り、水で洗う。カビの原因になるため、水気を丁寧に拭く。

【2】清潔な保存瓶に、同量の重さの青梅ときび砂糖を交互に重ねて入れる。

【3】梅は凍らせて使っても◎。凍らせることで繊維が壊れ、梅エキスが早く抽出される。

【4】すべて入れ切ったらふたをする。時々瓶をゆすって砂糖が溶け切るまで常温に置く。砂糖がすべて溶けたら、すぐに飲むことができる。

保存袋でも!
ジッパー付きポリ袋で作ることも可能。破れないように袋は二重にして仕込むと◎。

梅干しの作り方
保存期間:冷暗所で数年
[材料](作りやすい分量)
完熟梅……………………2kg
塩(なるべく天然塩) …200g
※梅は青いものがある場合は、常温で追熟させてから使う。塩は梅の総量の10%を用意。カビが心配な人は塩分濃度を上げて。
【1】梅はヘタを取り、水で洗い、水気を拭く。カビ防止のため、ヘタに塩を埋める。

【2】ジッパー付きポリ袋に梅を並べて塩を振る。残りの梅を重ね、残った塩をすべて振る。

【3】口を閉じ、バットにのせて常温に置く。必要なら雑誌などをのせて重しをする。

【4】梅酢が出てきたら、時々ポリ袋の上下を返す。梅全体が梅酢に浸かったら冷蔵庫へ。

【5】梅雨が明けるまで冷蔵庫で保管し、晴れる日が3日続くときに梅を干す。ザルに並べ、時々上下を返しながら干し、夜は室内に入れる。

完成!
3日続けて干したら完成! 保存容器に入れ、すぐに食べられる。残った梅酢は保存瓶に入れ冷暗所へ。
